意見交換掲示板過去発言No.0000-201010-44
Re:FIPの感染について |
投稿日 2010年10月28日(木)10時33分 投稿者 プロキオン
>感染はしないとネットでも動物病院でもいわれてましたが FIPの和名は、「猫伝染性腹膜炎」であって、病名の中にきちんと伝染することが入っておりますよね。 原因となるウイルスは、コロナウイルスであって、外を自由に徘徊している猫であれば2〜3歳くらいの年齢になるまでは、必ずや接触しているであろうはずのよくあるウイルスです。この猫のコロナウイルスは下痢のウイルスとして存在しているのですが、何かしらの理由で腹膜炎を引き起こす原因へと変化をとげます。そして変貌をとげたウイルスをFIPウイルスとして別のウイルスであるかのように扱う風潮がありますが、本質的には同じコロナウイルスです。 感染しないと言った理由は、当事者にお尋ねしないと分かりませんが、おそらく、「かなりの猫がすでにコロナウイルスに感染していて、発病に至るにはその感染猫の体内で起こるウイルスの変異が原因である、だから、後からの感染云々は考えてもしかたない、すでに感染しているのだから、」という理屈ではないでしょうか? 私も、この病気はウイルスというよりも、猫の体内における免疫反応が主体であると考えていますから、感染するしないということよりも、何故、発病するのかの理由の方が重要であると思っています。 しかし、そうは言っても体内にFIPウイルスに変貌したウイルスを持っている猫からの直接の感染というのも、実際には存在しております。無視してもよいということではないと思います。 他の猫への感染発病の可能性というのは、分かりません。飼育環境もありますし、猫の情況も、猫同士の関係もありますから、一様の答えというのは存在しないでしょう。
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