獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201104-13

Re:ストレスが死因?
投稿日 2011年4月20日(水)11時13分 投稿者 けりーずはうす

亡くなってから死因を解明するにはやはり解剖するのが一番となります。
それを行わなければ、想像でしかわからないのです。

外を自由に歩いている猫には様々な危険を伴うことを承知いただかなくてはなりません。

1.毒物摂取
これは、直接摂取しなくても農薬を蒔いた草むらを歩き回った後に体中をなめることでも摂取することになります。

2.交通事故
見た目に外傷がないほうが、内臓にダメージを受けていることが多いものです。

3.伝染病
猫には猫エイズウィルス感染症や猫白血病感染症など発症すれば命に係わる伝染病がありますが、これらの予防接種は受けられていましたか?
発症も静かに進行し、気づいた時にはかなり弱ってしまっていたということもよくあります。

これは、外出していることに関係はしておりませんが、雄猫には膀胱結石で尿が出なくなる病気があります。
この病気でも、2−3日の経過で亡くなることもあります。

動物は基本的に具合が悪いことを隠します。
食欲がないことに気が付いた時には、手遅れの状態であったということもよくあることです。
これは、動物であれば致し方ない事ではあります。
だからこそ、排せつ物のチェックやエサの食べ方、毛艶などは健康管理に欠かせません。
近年、猫を完全室内飼育に移行なさっていく傾向が多い理由には、こういった苦い経験が
大いに関係しているのだろうと考えております。

参考になればいいのですが。

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