意見交換掲示板過去発言No.0000-201105-37
Re:高齢犬にアトピカ治療は大丈夫? |
投稿日 2011年5月21日(土)03時43分 投稿者 パールちゃん
アトピーの犬と暮らした一飼い主です。3歳頃に発症し、今年2月に19歳を目前に大往生で亡くなりました。 うちの犬はかゆみや脱毛をステロイドでコントロールして一生を過ごしました。ステロイドを使い続けたことにより、ぽってり体型と皮膚が薄くなる傾向はありましたが、視力は亡くなる3ヶ月前くらいまで維持でき、かゆくなく眠れて、亡くなる前日までちゃんとゴハンを食べられる生涯でした。 除去食や手作り食、薬用シャンプー、いろいろ試行錯誤した時期もありましたが、いろいろなことをやればやるほど身体の反応がバランスを崩してしまったように思います。よけいなことはするな〜と犬の身体が言っているように思えて、10歳を過ぎた頃には一切の工夫をやめました。 その後は、なにも気にせず市販のドッグフードを銘柄問わずなんでも与え、汚いところに寝ても好きにさせ、耳の先や脇の下など掻いて出血しても薬など塗らずそのまま、眠れなくなるくらいのかゆみが出たらステロイドを強めに投薬し、治まってきたらリバウンドしないようステロイドを少しずつ減らして切り上げる・・・この繰り返しで後半生を送りました。 ステロイドを敬遠する人は多いですが、私は使ってよかったと思っています。なによりも、かゆくない生活を維持できました。これが飼い主としてしてやれる最優先だと思いました。早期失明してもいい、免疫力が落ちてもいい、かゆくないのがいちばん、そう割り切って考えました。 アトピカを使ったことはありませんが、もし私がラブさん16歳の飼い主なら、アトピカではなくステロイドを選択します。 いちばんの理由は、即効性です。年齢からして、すぐにかゆみを止めてあげたい。用量や用法を探りつつ効果を待つ時間的な余裕はない年齢なので、アトピカよりステロイドです。犬の年齢が若いならアトピカを選択するかもしれませんが。 もうひとつの理由は、アトピカを投薬している飼い主さんの多くが苦心している「アトピカは苦い」です。おいしくないものを口に入れられるのは自分自身がイヤですから、それを高齢になった犬に課すのは心苦しいです。ごめんねという気持ちで毎日投薬するのは、続ける自信がありません。挫折しそう。。。 その点、ステロイドなら小粒の錠剤で済むので、飲ませることに罪悪感がありません。 ラブ16歳にアトピカは使えるか?という相談なのに、ステロイドをすすめるようなレスになってしまいましたが、こういう考え方もあるという意味で読んでくだされば幸いです。
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