意見交換掲示板過去発言No.0000-201106-40
Re3:犬の嘔吐後の威嚇 |
投稿日 2011年6月26日(日)05時20分 投稿者 パールちゃん
「生後8ヶ月の頃に我が家へ来た時、ムダ吠えと噛みグセがひどかった」ということと合わせて考えると・・・「この子にとってそれだけ大事な自分だけのモノということなんでしょうか」というところにヒントがある気がします。 生後8ヶ月まではどんな暮らしをしていたのでしょうか。 ポメラニアンがよく鳴くのはありえることですが、噛みグセがひどかったのは愛情を受けずに生後8ヶ月まで育ったからでしょうか。 自我が芽生える幼犬期に愛情不足やひどい孤独や理不尽な扱いを経験すると、心が苦しいのをカバーするために代償行動をするようになります。 しっぽを追ってクルクル回り続けたり、手足の決まった部位を延々と舐め続けたりが犬の代表的な代償行動です。 猫にもありますね。 いやなことがあると、背中をペロペロッと舐めたあと、片方の前足をブルブルッと振って、スタスタと歩き出す。 「気分を変える仕草」ともいわれていますが、猫に特徴的な代償行動です。 ポメラニアンくんが吐いた跡に執着するのは、幼犬時代にも同じことをしていた名残かもしれません。 そうすることがものすごく自分を安心させ、いやな気分から遠ざけてくれるんだと、学習してしまった。 今はいやなことは起こらないし、自分を安心させる必要もないけれど、行動だけは癖のようなものとして残ってしまったとか・・・。 吐いた跡だけがお友だちで、それ以外は心安らぐ相手のいない幼犬期だったんじゃないでしょうか。 余談ですが、白い泡状のものを吐くのは心臓の具合がよくないときに見られることなので、数ヶ月に1回あるかないかならふだんのお薬でいいでしょうが、頻繁に白い泡状のものを吐くようなら診察を受けてくださいね。
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