意見交換掲示板過去発言No.0000-201110-43
Re5:猫の肥満細胞腫について |
投稿日 2011年10月31日(月)09時52分 投稿者 プロキオン
>癌よりも根が深いから大きく切り取らなくてはならないのですか? 癌のような結節性の病巣形成ではなく、周囲の健康組織への浸潤性の病巣となりますので、最初のレスで申しましたように、腫瘍組織の周囲をより広くマージンをとって切除する必要があります。 そのために、まだ小さなうちに切除することが患者の侵襲が少なくて済むということになりますので、早期の切除が進められるわけになります。 >FNAという方法で悪性か良性か判断出来るようですが、やはり切除して病理検査しないと確実にはわからないものでしょうか? その方法の場合は、一部の細胞の抽出による検査となりますので、正確には病理組織検査の方が信頼性に勝ります。 >良性の場合も顆粒の放出はあるのですか? もともとが、顆粒を有している細胞であって、その顆粒の放出に意味があるわけですので、良性とか悪性以前に、正常な肥満細胞においても見られる現象というか、それが肥満細胞の本態と言えるのではないでしょうか。
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