意見交換掲示板過去発言No.0000-201203-33
Re:老犬の最後 |
投稿日 2012年1月24日(火)18時42分 投稿者 けりーずはうす
残念ながら、実際に診察していないですし死因を決める解剖をなさっていないですから 何もお話できる状況ではないと思います。 心臓が悪かったということなのですから、そのせいだったかもしれないともお話出来ますが、これもあくまでも想像です。 私の父は医者なのですが、よく有名人が「心不全で亡くなった」と報道されると 「心臓が止まるんだから、皆死因は心不全だよね」と話しておりました。 その心臓が止まる少し前には、やはり不整脈が出ることもあります その場合には痛みもあるかもしれません。 また、けいれんがあったということから脳に問題が生じたのかもしれません。 しかし、けいれんを起こす疾患としては、肝不全、腎不全もあります。 ですから、わからないのですね。 ご自分が大事にしている動物の死期を迎えるにあたり ほとんどの方が苦しまずに「眠ったように」というのが理想でしょう。 しかし、そういう最期を迎えられることは本当に少ないものです。 大抵の方が「もう少し早く気づいていればよかった」とか「何もしない方がよかった」 など思い悩み、後悔なさるのではないでしょうか。 でも、動物自身はというと死という概念がないのですから当たり前なのですが 怖がることなく静かに死に向かっていくのですが それでも、その息が止まる最後の瞬間まで動物は生きようとします。 だから、時々苦しむようなこともあるのだと思います。 だからこそ、その最期を迎えるときは抱きしめ、「もうがんばらなくていいよ。ありがとう。」と伝えたいものですね。 りんろんの母さんも、今りんろんちゃんの最期を思い悩まれていても 当の本人は、虹の橋のたもとで軽く、自由になった体で走り回りながら りんろんの母さん達を見守っているのですよ。 ですから、しっかり前をむいて歩きましょ。 虹の橋のたもとで出会ったときに、「あなたが居なくても頑張って生きたよ。」 と言える人生を送りましょう。
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