意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-126
Re:Re.獣医師です。ご相談させてください |
投稿日 2014年6月13日(金)12時15分 投稿者 プロキオン
親切心から妙な団体にかかわってしまいうまく利用されてしまっている獣医師さんもいらっしゃるようですから、獣医師としての矜持に触れてくるような指示に黙ってしたがう必要はないでしょう。 獣医師の免許というのは、生物学的製剤にかぎらず、向精神薬や麻薬までもとりあつかい範囲に入ってきますので、駄目なものは駄目とハッキリと断ることができる職場環境でないとなりません。少なくとも診療指針は獣医師一人ひとりが責任を負うことになりますので、その点だけでもおろそかにはできないものです。 学校の教師というのも私は良い職業だと思っています。私の1年上の先輩も職業獣医師ではなく教師に就いている方がおりますよ。 現在小動物診療で開業している獣医師の友人にも、かつて教師志望の者もおります。 物言えぬ動物達の代弁者をできる限り多く増やしたいというのがその主旨でしたが、そのために臨床を知っておかなくてはと言っているうちに 辞めるにやめられなくなってしまったようです。 私の同級生の女性獣医師は、名門女子高出身で進学先を獣医科大学と言ったら、職員室に呼び出されてしまったことがあるそうです。しかし、今では逆に獣医師志望の女子高生達を相手に進路相談の相手になってあげて欲しいと母校からお呼びがかかるそうです。彼女は現在、御主人と診療の傍ら本も執筆しますし、小学生新聞の連載やラジオの番組をもっていたり、講演会もと幅広く活動しています。そこには、仕事をもって働き続ける女性というテーマが一貫してあって、彼女が執筆したエッセーを見出して、今も支えてくれている編集者という存在も大きいのですが、何よりも彼女に獣医師以外の仕事も自由にさせてくれている御主人の存在を見過ごすことはできません。 彼女はブログも開設していますので、人となりや人間関係なんかもわかるかと思います。 ただし、転職は逃げの姿勢で選んではいけません、よりやりたい仕事だからこそ転職するという意気込みが必要です。 私も一度転職して、臨床の世界に入りましたのが、その点だけはしっかりと先輩に言い聞かされました。学校飼育動物には、私も関わった経験がありますし、また、今年から関わる事になってしまいましたが、子供達に伝えたいことというのは、1時間や2時間ではとてもたりないくらいいっぱいありますね。
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