獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-23

Re:避妊手術が納得できません
投稿日 2014年1月31日(金)08時05分 投稿者 ムクムク 

避妊手術というのは、妊娠しなくする手術です。
そういう意味で、卵巣を摘出すれば避妊したことになります。
ただ最近は、避妊と言うより将来の病気予防と言うことにポイントを置かれる飼い主さんもいらっしゃいます。
そういう意味では、同時に子宮も取ってしまうことも選択肢としてはあり得ます。
何度も麻酔をかけることは避けたいので、事前に十分な話し合いがあることが理想だと思います。
私自身は、卵巣だけの場合が多いです。子宮を残すことによって、将来子宮特有の病気になる可能性はあるとは思うのですが、卵巣がないと起こりにくく、私はその為に後日子宮を取らなければならなくなった経験はありません。
私の場合、子宮も卵巣と同時に取る場合ですが、事前に飼い主さんが希望される場合、開腹時に子宮に異常を認めた場合などです。
卵巣だけ摘出する場合と子宮も同時に取る場合とでは切開は大きくなります。
私も腹部手術を受けたことがあるのですが、医師はなるべく小さく切開することを目標にされていましたし、大きな切開になった場合は退院までの期間が倍くらい変わる説明を受けました。私の場合、結果小さな切開での手術ですんだのですが、それでも後日何度も痛みました。大きな切開にならなくてよかったと思っています。
医師や獣医師も先生によって考えが異なると思いますが、出来るだけ小さい切開でと考え方もあります。
事前のインフォームドコンセント(事前説明と飼い主さんの同意)が大事なことは当然だと考えますが。

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