獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201501-104

Re4:ニューキノロン系抗生物質について、ご教示下さい。
投稿日 2015年3月28日(土)09時04分 投稿者 Yuki

プロキオン先生
詳しいご説明を有難うございます。病院の裏事情も分かると、掛かりつけ獣医の気持ちも分かって、どう言う話の持って行き方をするか、とても考えさせられました。

>その菌がずっといると考えるべき
と言う事は、今回もニューキノロン耐性菌の可能性もあるんですね。。

>ニューキノロンに対して薬剤耐性が増えているという印象は、私にはまったくありません。
との事ですし、恐らく愛犬が稀なケースなのですよね。。


>その細菌が何であって
1回目の感受性検査は、菌同定検査もして下さり、[Staphylococcus intermedius]感染でした。
2回目の感受性検査は業者さんが変わってしまって、菌同定検査はありませんでした。
今回は2か月前から結晶&結石(最大φ6mm)が出ており、尿検査をしても細菌感染は陰性でした。それが2週間前から細菌感染してしまって、ダメ押しされた感じです。

>どこからどのように出現したのか
なるほど。。常在菌と考えると、これからも愛犬はニューキノロン耐性菌に感染するリスクは高いし、付き合って行かなければならないのかもしれませんね。
セフェム系に腎排泄率90%以上の薬剤もありますし、愛犬の場合はその薬剤を第一に選択して貰う事も、獣医師と相談して決めて行く必要があるかもしれませんね。


3)については質問が中途半端で申し訳ありません。
愛犬がAとして、他のBもCもDも同じ薬剤の耐性菌だった場合(=地域的流行の兆しがあると判断される場合)、薬剤選択を変えるきっかけになる割合は、どの程度の患畜が感染した場合になりますか?と言う質問でした。

改めて、膀胱炎の難しさを再認識しました。ご指南ありがとうございます。

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