クロ、パピー、今日はクリスマスイブだね。
虹の橋の広場に　ツリーは飾ってあるのかな？
何か美味しいもの、お腹一杯食べられましたか？
この手紙を書き終わったら　
ふたりの大好きだったお芋を蒸かしてお供えするね。
ケーキの代わりに食べてね。

クロもパピーもいないクリスマスは本当に寂しいです。
去年撮ったパピーのサンタさん姿の写真、切なくて見返す事が出来ません。
ふたりを思い出すと　今でも所かまわず涙が出てしまう。
何時までも悲しんでいると成仏出来ないってわかっていても
どうしても泣いてしまうんだよ。

今のママはもっと泣き虫になってしまいました。
クロもパピーも大好きだった、本当に大好きだったの。
何時までもずっと一緒に居たかった。
ふたりの事が好きすぎて　今でも他の子を迎える気持ちになれない。
ママの心にはクロとパピーが入るスペースしか空いてないの。

だからね、もしママがペットショップで子犬を見つめていても
やきもちなんか焼かなくていいよ。
ママはその子を通じてふたりを思い出してるんだから。
ふたりから貰った10年という時間は大切に大切に胸にしまってあるんだよ。
ママの一生の宝物だからね。

明日朝起きて　枕元にふたりがいたらどんなにいいだろうね。
世界で一番のプレゼントなのに。
せめて夢でもいいから逢いたい、どうかママに逢いに来てね。


メリークリスマス、パピー、
メリークリスマス、クロ。

永遠に愛してる。