君が家に来たのは６か月前、
私が君に一目ぼれして両親にねだって
家に来てもらったんだ。
君が家に来る日。
全部そろえてうきうきで君を迎えに行った。
君はおとなしくて、真っ黒だった。

家に帰って家族で君の名前を決めました。
名前は５月に生まれたから「めい」
単純かもしれないけど、それが君の名前だよ。
めいは犬なのに全然吠えなくて
吠えるとしたら便をしたとき、取ってほしくて
気付いてほしくて一回だけわんって吠えたね。
そんなめいが可愛くて大好き。
めいがきて二日目。
めいの様子が朝からおかしい。
大好きなご飯を見ても反応もしない
目の前においても食べない。
どうして？
様子がおかしいと思って
病院に行く準備をしていたら
凄い強烈なにおいがしてきました
すると、めいが鳴きました。
見て見るとトマトジュースみたいな血便をしてました。

これはやばいって思って
病院に駆けつけました。
診察結果、パルボウイルスに感染してます。
最初はパルボウイルスなんてわからなくて
先生が一枚の紙を渡してくれて
それにはパルボウイルスのことが書かれてて
命に関わる病気、嘔吐、血便などを繰り返して
衰弱して死んでしまう病気。
子犬で助かる確率は少ない。
小さすぎて入院もできなかった。
抗生剤とかいろいろ注射した。
凄く痛がって、太い注射器の中にたくさん入った
液が全部めいの体の中に入っていた。
それからめいは4日間病院に通い続けました。
4日目の昼、苦しくて、きっと私たちが想像できないくらいに
おなかは痛くて、強烈な吐き気に襲われて便だって全然よくなくて
そんな中でめいはのどが渇くのか一生懸命動かない体を
動かしてふらふらしながらも立って水を飲もうとしていたね。
そんなめいをみて私はめいの前で泣くことしかできなかった。
めいは私が泣くと、泣かないでって
言ってるかのようにこっちを向いて尻尾を振るんだ。

そしてその日の夜、めいの容態は急激に悪くなって
苦しそうに浅い呼吸をしていたね。
私は寝ないでめいをずっと見ました。
ずーっとみてて2時間後、
めいが急に激しい痙攣をおこし始めました。
苦しそうにきゃんきゃんって泣いました。
それから少したった頃、
また痙攣がめいを襲いました。
めいはその痙攣で最後にまたきゃんって泣いて
私の胸の中で息を引き取りました。
生後2ヶ月でした。
でも、めいは病気と戦い、頑張ってくれました。
めいが私の家にいた月日は
たったの６日間だけです。
1週間もたっていません。

でも私はこんなにもめいが大好きです。
めいが大好きで、犬が大好きです。
犬のことなんて嫌いになんてなれません。
めい、ありがとう。
私と出会ってくれてありがとう。

もうおなかの痛みも苦しもきっとないと思います。
だからやすらかに眠ってください。

本当に大好きだよ。