はなちゃん、かあたんだよ。今日は、はなが亡くなって四十九日目だよ。昨日の日曜日はね、とうたんとかあたんとじいたんとばあたん皆で、はなの写真を見たりビデオを見て、楽しかった思い出いっぱいお話ししたよ。はなは、いつの間にか赤ちゃんから大きくなっていたんだね。はなのまん丸お目目、大きな耳、くりんとした短いしっぽ、大好きなパウチを食べている姿、毛づくろいしてキレイキレイにしている姿、何を見ても、かあたん達は、愛らしいはなの姿を見て幸せな気持ちになったよ。はなは、かあたん達に無償の愛をくれたね。
ありがとうね。それなのに病気を早く見つけてあげられなくてごめんね。獣医さんに突然のはなとのお別れが信じられなくて、いつから病気になっていたのかと聞いたら、動物は我慢強いですからと言われて、はなは、かあたん達に心配かけないよう苦しいのを隠していたんだと思うと胸が締め付けられる思いだよ。でもね、かあたんは、こう思うようにしたの。
それが私達の最高の娘はなの思いやりのあらわれだと。三歳のはなが、そんな事考えていたなんて、かあたんは心から世界一の娘を持ったと誇らしいです。でもね、かあたんは、はなは元気な様子していたけど、亡くなる何日か前だけど皆に、お別れの挨拶してたの気が付いてたよ。かあたんは何となく嫌な予感がしてて、どうかはずれて欲しいと願ってました。
夜遅くに、かあたんをにゃーんと鳴いて起こしたよね。どうしたの、はなって言ったら、めったにしないゴロンしてくれたよね。あれが、かあたんへの挨拶だったんだよね。
そして、その何日か後に急に具合が悪くなって、病院に行って治療したけど、苦しみながらも、必死に生きよう生きようと頑張ってくれたけど、どうしても病気には勝てなかったね。
かあたんは、何があっても、はなだけは守るといつも言っていたのに、約束守れなくて、本当にごめんね。亡くなる何時間か前に、あの苦しみの中で、じいたんとばあたんに会った時、最後の力を振り絞ってゴロンして、今まで、かあたんととうたんがお仕事や用事で出かける時、必ずじいたん達に預けられていて、それはそれは大切に可愛がってくれたからお礼したんだよね。本当に本当に偉かったね、そしてがんばったね、はなちゃん。誰にも、はなちゃんの真似は出来ないよ。はなは、とうたんの事それはそれは大好きで、かあたんから奥さんの座を奪ったよね。はなになら、かあたん焼きもち焼かないよ。だってこんなに、可愛らしくて、優しい女の子はいないもの。とうたんと相思相愛で良かったね。きっとはなちゃんの初恋の相手だよね。初恋実って良かったね。
はなちゃん、かあたんの愛しの娘はなちゃん、何度も何度も呼んでも探しても見えないけれど、いつまでも心の中に住んでいるよね。はなちゃん、虹の橋でたくさんのお友達と幸せに暮らすんだよ。お家に来てから外に出ていなくて、他の動物と遊んだ事がないから、かあたんは心配です。でもね、そこはみんな仲良しさんで幸せに暮らせると聞き、安心したよ。だから迷子にならずに虹の橋に行くんだよ。お空から、かあたんが泣いてるの見ても、心配しないでね。はなちゃんに幸せをいっぱい貰ったうれし涙だし、こんなに素晴らしい娘を与えてくれた事への感謝の涙だからね。はなちゃん、ありがとうね。その小さな体と三歳という幼い歳で、無限の幸せを与えてくれて本当にありがとうね。これからは、はなちゃんがずっとずっと幸せになるばんだからね。もう苦しむことはないからね。虹の橋で楽しく暮らすんだよ。そして、かあたん達がいつの日にか天国に行く時に、必ず迎えに来てね。そして皆で永遠に幸せに暮らそうね。チュー太郎遊びやかくれんぼしようね。生後一ヶ月のはなちゃんに出会えた事にかあたんは感謝し、三年間幸せを与えてくれた娘はなちゃんをこれからも一生愛し続けるからね。お空で幸せに暮らすんだよ。そして、いつかお空に虹がかかったら、必ずかあたんは、はな、元気かい、幸せにねってお祈りするから、そのしっぽちゃんで返事してね。はな、愛しの娘はなちゃん、永遠に愛してるよ・・・そして、かあたん達に、会いに来てくれて本当にありがとうね。