はなちゃん、かあたんだよ。はなちゃん８月７日の今日は、本当に今日は、はなちゃんにとっての運命の日だよね。かあたんがお世話になってる方が、道路でぐったりしている子猫を保護して事務所に連れて来ました。それが、かあたんとはなちゃんの出会いです。あの時のはなちゃんは、高熱を出していて大変な猫風邪をひいていたよね。保護した次の日、かあたんの知り合いの人が病院に連れて行ってくれて、治療したよね。次の日もお注射打つのに、また同じ人にお世話になったよね。よく頑張ったね。偉かったよ。最初は会社で飼う予定だったんだよ。事務所の皆にお手伝いしてもらってお薬飲ましてり、目薬さしたりしました。最初の何日かは食事も出来ず、お水も飲めず本当に、大変な思いをはなちゃんはしましたね。夜、あなたをゲージに入れて、会社で寝るよう置いて来ました。ドアを閉めると、外まで聞こえる鳴き声をあげていた子猫。胸が締め付けられる思いで帰って来ました。今思うと後で、あなたをかあたん達の娘にするのなら初めから連れて帰れば良かったと今でも後悔しています。ごめんね。そして皆のおかげで少しづつ回復し、ごはんやお水も口に出来るようになりましたね。ただ心配してたのは、おトイレをしている気配が無い事でした。でも、ある日しましたね。その時かあたんは、とても安心したのを覚えています。これは元気になる兆しだと心から思い安堵しました。実はね、出会ってから何日も考えていました。あなたを娘にしようか、どうしようか・・・とうたんと、かあたんは子供がいなく共働きです。あなたを迎え入れても昼間お家に置くのが心配でした。しかし何日かして、やはり夜、あなたが鳴き声をあげているのかと思うと心が痛んで夜だけ預かる気持ちで連れて来ました。ところが、何とあなたは最初の日からとうたんのお布団に入って寝ました。これが決定打になりました。後から聞いたら、とうたんは、メロメロになったそうです。そしてとうたんと、まだ名もないあなたを育てようと決めました。朝は、かあたんと一緒に会社に出勤して、会社の人達にお世話して頂きなから、かあたんはお仕事しました。お昼寝もしてましたね。まだ生後１か月位そして猫風邪の治療中の子猫のあなたは、段々と回復し事務所の中を探検してましたね。お客様が来社すると玄関までお迎えに行ってた姿、しっかり覚えています。気が付けば、まだ名前を付けていなかった。するとかあたんは、あっと気が付きました。保護された日、８月７日は、あなたの大好きな大好きなとうたんの誕生日。これは神様が与えてくれた宝物だと。それで決めました。「はな」という名前。子猫ちゃんからはなちゃんと呼ぶようになりました。お花のように可愛らしくという願いもありました。そして、お盆の休暇が何日かあり、はなちゃんはその間に、もっともっと回復し、さぁ明日から又、朝、一緒に出勤と思っていました。ところが、その夜驚くような姿を、はなちゃんはかあたんに見せました。これが本来のにゃんこちゃんの姿。そう、あちらこちらに走り回り出したのです。これは、会社に連れて行ったらとんでもない事になる・・・元気なのは良いけれども、仕事が・・・それで、かあたんは断られるかとビクビクしながら、かあたんの実家に電話したのです。「あのね、明日から仕事なんだけど、うちの娘元気で元気で走り回っているの。昼間おいて行くのは心配なの」と、そうしたら一言「うちに連れてくれば良いでしょ」との返事。そう言えば、じいたんもばあたんも、はなちゃんを一目見た時から孫のように可愛くて取り合いしてたよなぁ。次の日朝連れて行くと二人で待っていたよね。これがはなちゃんの幼稚園生活の始まりだったね。本当に３年間じいたん、ばあたんにはお世話になったよね。はなちゃんも二人の事、大好きだったよね。今もね、毎日じいたん達は、いつはなちゃんが来ても良いように、ごはんとおやつとお水、はなちゃんの写真の前に置いているよ。そしていつも思い出話しをしているそうです。はなちゃん、あなたは皆に愛されてるね。そして、何といっても、はなちゃんはとうたんが初恋の相手だもね。相思相愛、まさにその通りだよね。今もとうたんは、はなちゃんの事、生きている時と同じ位大事にしてるよ。朝晩御骨の前にごはん、草、おやつ、お水を供えて、お線香も欠かしてないよね。かあたんは、その姿を見て、心からはなちゃんの事愛しているとわかります。はなちゃん、出会って今日で４年目。一緒に迎えたかったね。運命だったんだよね。はなちゃんとの３年。かあたん達は一生忘れられません。ありがとう、本当にありがとう。その小さな体でたくさんの愛をくれてありがとう。いつも言っているけれども、お空で幸せに暮らすんだよ。それとね、ここは今日が七夕様なの。亡くなったペットが笹の葉に乗って、飼い主の笑顔を見にお家に帰って来るとネットで見ました。だから、朝から泣かないように、かあたん頑張ったけど、涙流してしまいました。ごめんね。そしてお盆が来ます。とうたんは今日帰って来たのだから、お盆終わるまで、お家にいなさいと言ってたよね。かあたんもはなちゃんがそうしていると信じています。おもちゃ増えたでしょ。たくさん遊んでね。
はなちゃん、今日は、あなたとの出会いを書きました。あの手のひらに乗った名も無い子猫だったはなちゃん。こんなにも、かあたん達の心を占領するとは・・・
ありがとう、とうたん、かあたんの娘になってくれて、本当にありがとう。一生心に抱いて生きて行くよ。愛してるよ、大切な大切な我が娘、はなちゃん。