＞わんちゃんさんへ

私が、わんちゃんさんの文章のこの部分「保護している保健所での期限は３日位でその後殺処分との書き込みあります」を引用したために　不快な思いさせてしまったようですね。まず、その点をお詫びします。
言い訳と言うのではないのですが、私自身は、あなたが保健所や愛護センター・管理センターの職員を侮蔑しているとは考えておりません。
あなたの書き込みは、このような事が書き込まれていますが、本当のことですか？という質問でしたので、あなたがそのように考えているとは受け取っておりません。そのような書き込みをしている方に対してのものです。

確かに３日間の繋留期間を過ぎれば処分が待っているのは事実なのですが、それは施設のもっている職務の一面でしかありません。そのことだけをもって、施設全体の真実とされてしまうのは、不本意であると思います。
まして、今回は、飼い主のもとへ帰すことに目的があっての保護活動ですし、日常的にも飼い主が判明している迷子が処分されてしまうことはありません。今回のような災害で飼い主と逸れてしまったことの原因が明白である動物を一方的に処分してしまうということは考えられないことです。
かかる状況下では、とにかく迷子を保護することが急務なわけでありまして、そこへ「３日間で処分されてしまう」というような書き込みをすることは、この緊急保護活動を妨害することにしかなりません。私がその書き込まれた方達の意図を測りかねてしまうのは、その点においてです。

渡辺眞子さんの「小さな命を救う人々」という本の中にも、センターで働く職員の方の声が載っています。みな処分をしたくてしているわけではありませんし、みな小さな命を救いたいと考えているのです。処分を実施させているのは、誰なのでしょうか？　そして、職員に対して冷たい風を吹き付けているのは、誰なのでしょうか？　誰彼に問うまでもなくその答えはわかっているのです。

これは余談になりますが、ある県で管理センターで働いていた職員が警察に逮捕されるという事件がありました。逮捕容疑は、恐喝でした。
犯行動機についての供述は、なんと「犬殺しのくせに」と言われたからというものでした。この県職員は、カラオケ好きで、それがきっかけで知り合った女性から、そのような侮蔑を受けて腹を立て、「お前の不倫を知っている」という文書を女性宛に送りつけてしまったのです。「バカにされて腹が立ったので、困らせてやろうとした。」と言うのが彼の供述でした。
言葉の方は録音されていたわけではないので、残っていません。片や文章の方は証拠として残ってしまいました。結果として、職員は逮捕されて職を失い、女性の方は被害者としてお咎めなしでした。この記事を掲載した新聞記者さんも釈然としていないものをかんじたのではないでしょうか？　それゆえに、私もこの事件を知ることができ、事件が起きた理由を知ることができました。