災害と動物掲示板過去発言No.0700-201104-105
二度と来ませんというのでもう伝わらないかもしれませんが |
投稿日 2011年4月11日(月)04時48分 投稿者 ペット防災ネットワーク
> そもそも、阪神大震災から十数年、「可能ならペットを置き去りにせず一緒に避難しましょう」を常識にするくらいの啓蒙活動を誰かが必死にやりましたか? これは、いくら必死に啓蒙活動をしても、それぞれの飼い主さんが我が身のこととして考えないと実を結ばないのです。 阪神淡路大震災以降、大災害はいくつもありました。局地的な豪雨、噴火、大地震。そのたびにマスコミは必ずペットのことを取り上げています。テレビ・新聞にふれる人なら「かわいそうなペット」を報道から見ているはずです。 これがいちばん啓蒙になるんです。うちだったらどうする?と。 ちゃんと考えておかないとこうなっちゃうんだよという遺体写真が手元にあります。人も動物も。きっとそれらを公開するのが多くの人に危機意識をもってもらうのにいちばんの啓蒙方法でしょう。でも日本の文化は「死の公開」を受け入れない。死を見せられると拒絶反応を起こして先へ進めなくなる文化です。 必死で啓蒙活動をしてきたか?と聞かれたら、「私はしてきた」と答えます。これからもしていきます。 災害そのものが啓蒙です。3月11日以降どれだけの人が「うちならどうする?」と真剣に考えたでしょうか。ハザードマップや緊急避難場所やそこまでのルートや移動方法をチェックしたか? 飼育頭数だけケージやキャリーを準備したか? 迷子札・マイクロチップは? 常備薬の予備は? 今すぐできることをやってほしいです。明日は我が身ですから。 愛護議連「勉強会」はコメントをそのとおりに受け取らなくていいです。白か黒かはっきりさせろでは動きにくくなります。グレーソーンを残しておかないとできることもできなくなります。 20キロ圏内の一時帰宅が始まるまでに、大量の、ケージ・首輪・リード・口輪の準備をしておくほうがよさそうです。
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