獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板過去発言No.0700-201104-111

Re:犬をかっぱらう?
投稿日 2011年4月11日(月)16時29分 投稿者 チッチ

「二度と来ませんからどうぞご安心を。」をなんて言って、どうせまた来る・・・、ので、拝見していて私の考えたことを手短に書きます。

手順を踏むということです。
社会性のある活動に、これはゆるがせに出来ません。
公的な組織である本部は、社会に組み込まれたスタンスで動かなければなりません。
そうしてきたからこそ、阪神大震災以降、愛護派のレベルが全体的に低い中、国家の災害対策の一環に被災動物救援体制を組み込むことが出来たのです。

私は、阪神大震災以降地道に忍耐強く取り組みを続け、制度をここまで育て上げてきた方々を誇りに思うし、災害毎に問題点を改善し確実に前進させてきたに感謝しています。
私たち市民の一人一人が本部の活動へ参画協力することで、活動基盤は支持層を広げ被災動物救援体制のますますの充実が期待されます。

個人プレーの場当たり的なレスキューは、被災地住民の不信感を買っています。
「犬取り猫取りが来ている。」という声が多数出ています。
「そこの犬は飼い主さんが世話しに来てるから、勝手に持って行くな」「捕まえるなら愛護センターに持っていってよ、飼主さんと連絡がつかなくなるから」と注意しても強引に“盗んで行く”。
住民から見れば、保護活動を自称している相手は、どこの馬の骨かもわからない、素性の知れない輩です。誰が盗んでいったかも調べようがない。
レスキュー、レスキューと酔いしれているのはご本人達だけで、被災地からは被災のドサ
クサにまぎれ、外からやってきて好き勝手をしていると思われかねない。
こういう自称活動を烏合の衆で幾ら繰り返したところで、社会に容認されず、制度を確立していくことは出来ません。

個人プレーヤーの妬みによる誹謗中傷にもかかわらず、今回の大震災における本部の活動展開は、疑いもなく最大の啓蒙活動になります。
災害毎にそうして前進してきた。
私の居住する自治体は、地元獣医師会との災害協定を結んでいません。
しかし、今回の災害を契機に体制を整えるのは疑いもない。
以前から提言をしてきましたが、中々、関係者にその気になって貰えなかった。
今回は違った展開になります。

最後に『震災後に、本部関係の協会の方が民主党愛護議連と「勉強会」。その暢気さにも驚きましたが、発言にはもっと驚きました。「正直なところ、今はまだ、現地の被災者の方々の前で、ペットの救済について具体的に口にするのは難しい段階ではなかろうか」!!』って、出典はどこ?デタラメなデマのようですね。
岡本英子議員の公式HP が出典なら、あんた、ありゃ2011-03-09で、大地震発生前の話でっせ!
こういう意図的なデタラメ、嘘、誹謗中傷は、被災ビジネス関係者の定番手口ですが・・・・?

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