首輪をしていれば飼い犬、していなければ野良犬、都市部と違い地方ではいまだこういう判断基準があります。
遺失物法の改正後、警察に届けられる迷子犬も、首輪をしていればしばらく警察に留め置き、していなければすぐに保健所、こういう判断をしているところが多いと思います。
首輪が飼い犬にとっていかに大切なものかということですね。
狂犬病注射済票も鑑札も、以前の「すぐにかすれて読み取れない」からかなり改善されてきました。以前は全国統一の物でしたが、市区町村オリジナルの物にしてよくなってから、狂犬病注射済票と鑑札を見ればその市区町村が犬の管理にどのくらい本腰を入れているかがわかります。登録をしてある犬はその市区町村の住民であると公に認められた存在になるわけですから、災害時にも「助けるべき存在」となります。これ大切。
ふだんの脱走〜放浪〜行方不明の対策だけでなく、万が一の災害時にも必ず再会するために、狂犬病注射済票と鑑札さらに迷子札は犬の命を守るものになります。
マイクロチップは、初めて会う見知らぬ人の前でもじっとして背中になんか変なものを近づけられても動かないでいることができてやっと効果のあるものです。犬の習性からして、それは無理だろう、マイクロチップは無駄である、私はそう思います。マイクロチップを入れたからと楽観して、首輪・狂犬病注射済票・鑑札・迷子札をしないのであれば本末転倒です。
震災で保護された犬にどれだけマイクロチップ読み取りが行われているか・・・ほとんどがしていないでしょう。