災害と動物掲示板過去発言No.0700-201105-18
放射能汚染を生きる |
投稿日 2011年5月13日(金)16時48分 投稿者 チッチ
昨日、東電が1号機のメルトダウンを認める発表をしました。 今まで、長さ4メートルの燃料棒の上部1.7メートルが水から出ていて、2.3メートルは水没していると説明していた。 それが、全体が完全に露出していると昨日、認めた。 小出裕章先生によれば、そのことは「炉心は完全に溶けて下に落ちている。」ことを意味するそうです。「鋼鉄は1400度くらいで溶ける。燃料は2800度になる。」 「格納容器はとても薄く、構造的に弱い。圧力容器は厚さ16センチだが、格納容器は3センチ。底が溶ける可能性がある。」 東京新聞夕刊が、「福島1号機 冷却水6000トン以上漏出」 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011051302000190.html と報じましたが、高濃度放射線汚染水が垂れ流し状態は今も続いています。 風評被害なんかじゃなく、東北の漁業も死んでいく。魚の回遊があるから、私達は正直なデーターに基づいて、守るものの優先順位をつけて放射能汚染を生きるしかない。 子供や妊婦さんを真っ先に守らなくてはいけない。 東電や政府の公式発表はまるで”あとだしジャンケン”で、どこまで信用していいか分からない。小出先生もとうとう、「私は科学に携わっている。そういう人間にとって必要なのは正確なデータ。温度、圧力、水の量などのデータが大切。それが誤っていれば推測に意味はない。これまで東電のデータに基づいて自分の推測を伝えてきた。ある時は塩素38を検出したと言うので再臨界の可能性を言ったが、後に取り消された。元のデータが正しくなければどんな推定も意味はない。今回のこともそうだ。 何を信頼したらいいか分からなくなった。」とおっしゃってる。 議員さん達が、その事に関し、まるで発言しないのもけしからん話です。 某獣医師は議員さん達と、警戒区域内の畜産動物の「サンクチュアリファーム」なんて構想を未だに諦めきれないでいるようですが・・・、正気かどうか疑う。 犬猫おばさん、おじさん達が、日本の底つき体験になりかねない福島原発事故の文脈をまったく無視しているのも不気味です。 政府や東電の広報にごまかされて、現状が見えていないのかもしれません。 被災者だけでなく、日本人は全員、原発事故に巻き込まれていることが分かっていないようです。マスメディアより、標記サイトの情報の方が正直で率直です。 「小出裕章非公式サイト」 http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/12/tanemaki-may12/
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