災害と動物掲示板過去発言No.0700-201107-41
Re2:ずっと気にかかっていた事 |
投稿日 2011年7月29日(金)11時09分 投稿者 プロキオン
>チッチさんへ 私は、件の投稿が誹謗中傷とは受け取っていません。別に特別脳天気なわけでもなく、お人よしというのでもなく、真意を測りかねたというところです。 というのは、件の投稿者は、ペット防災ネットワークさんのことを災害対策本部に所属される方と考えている節があって、御本人がそうではないと否定されているのにもかかわらず、再三、メール送信したのに無視されていると書き込まれていたからです。一端、御自分で思いこんでしまったことは、他所からでは訂正が効かないタイプの方なのか、あるいは、そういう風に装っているのかとなると、これは判断が難しいです。 この掲示板は、「獣医師広報板」の中の一つのコンテンツなのですが、その点を理解していてのことなのか、チッチさんまで獣医師であると決め付けておられたようですし、と、同時にチッチさんの役割を災害対策本部に寄せられた要望を否定するための役割と捉えていた様子もあります。一応、災害対策本部のサイトからリンクをたどって、この掲示板に来たのであれば、そのような勘違いもありえるかもというところですね。 ペット防災ネットワークさんも、チッチさんも否定されているのにもかかわらず、修正が効いていませんでした。意図的としてなら、かえって逆効果すぎるように感じました。ですので、勘違いのままの可能性も有りというところです。 そういうことですので、仙台の獣医さんが仰られている「この掲示板」というのも、どの掲示板なのか本当のところ定かではありません。「獣医師会には所属しているけど」という言葉の後に否定する言葉続くのも、獣医師広報板は獣医師会とは関係がありませんから、これも話としてはおかしいです。 ですから、仙台の獣医さんが、実際には何をどのように仰られたかが、気にかかっていました。 それが、直接被災地の先生方と言葉交わしてきた内容があきらかになると、やはりホッとするところがありました。それが仙台ではなく、福島の先生であってもです。 とくに放射能汚染に言及されている点、飼い主のもとへ返すことができなくなる点の危惧はそのまま、この掲示板での話と重なりますし、また、避難指示の際に飼い主に対して「動物を連れて行かないように」という指示があったことをキチンと述べて、動物を置いていかざるを得なかった飼い主さんの立場を代弁してくださっています。職業人としての獣医師という立場を確立されている発言ではないかと考えます。 最近、獣医師という職業がどのようなものなのかを忘れてしまったかのような発言を目にすることもあって、被災地にいながらも、そういう獣医師がいるのかと不安を感じた日も正直ありました。被災地でこそ、「トリアージ」の概念は必要であって、緊急時こそ「なんでもかんでも助けろ」が通用しないことを衆知しなくてはならないのが獣医師の立場ではないかと考えます。 下記に添付したのは、文字通り獣医師の仕事内容についてです。中学生の職場体験の申し込みがあったときに、本当はこのような仕事なのですという意味で書いたものです。どのような職種に就こうと獣医師であれば、動物の死と向き合わなければならないという事と、動物至上主義ではないことを伝えたくて書いたものです。 長文ですので、お手すきのときにでも御一読願えれば幸いです。 動物よくある相談・「獣医師の仕事」 http://www.vets.ne.jp/faq/pc/vete010.html |
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