災害と動物掲示板過去発言No.0700-201110-1
Re4:人として |
投稿日 2011年8月1日(月)11時56分 投稿者 プロキオン
ROMしている方には、分かりにくいと思われますので、ちょっと補足説明です。 私が質問をしているハンドルネーム「わんちゃん」は、フジテレビで放映された津波にあったと思われる2頭の犬の安否を気にかけて、こちらの掲示板を訪問された方です。 救助されたというレスが別の方からあった反面、他の掲示板等でその救助したという方が寄付金をつのっていることも耳にされて、その真偽のほどを気にかけておられたという経緯があります。 震災から4ヶ月が経過し、もう直ぐ5ヶ月になろうとしている現在、この掲示板で発言する人間が偏ってきており、被災地に入っている人間はおかしな人間ばかりではない、高みの見物ばかりのここの意見には同調できない、被災地での屍を子供達にどう説明すればよいのかという主旨の発言をなさっています。 まず、最初にこの掲示板では何度も繰り返して述べていることですが、この掲示板は特定の組織や団体が運営しているものではなく、個人が運営しているサイトの1つのコンテンツにすぎず、どこかの意見を代弁しているというものではありません。発言者はみな個人であることは、なんども書かれていることです。 発言者が偏っているのではなく、発言する者が減ってしまったということなのです。 また、「高みの見物」とのことですが、「ペット防災ネットワーク」さんも当然ながら、個人としての発言であって、この方は阪神大震災以降、ペットの被災に心を痛めて、ペットを連れての避難を認めてくれるように自治体に働きかけたり、ペットフードの備蓄への提言も行ってきているだけでなく、御本人も多くの犬を引き取ってその世話に尽力されてきています。さらに、そのネット仲間からも今回の震災における被災地の写真が、この掲示板にも届いており、確認できることです。 「チッチ」さんは、「動物愛誤」と闘っている人物との印象を受けますが、御本人のブログを拝見すれば、すぐに分かるように子犬子猫の生産の現場から正さなくてはならない、水漏れは元栓を締めなくてはならないという提言や活動を行っている方です。 どちら方も昨日今日からということでなく、ずっと以前から各々の目的やテーマに沿って活動された来た方達です。 私自身にしても、獣医師1名の病院ですから、病院を閉じて被災地に行っている訳にはいかないものの、それなりに動物に関わる活動はしてきたという自負はあります。 つまり、わんちゃんが言うところの「高みの見物」という表現は失礼ではないかと感じているのです。それゆえに、わんちゃんご自身の活動を尋ねている次第です。「高みの見物」と断じてしまえるだけのものを見せていただきたいということなのです。 この掲示板では、被災地から連れてこられた動物を看板に寄付金を募る団体について、常時注意を呼びかけておりますが、これは実際にそのようなことが多いからに他なりません。うかつに個人名や団体名を掲載してしまいますと、意図的であることの証拠がないという理由から削除要請を受けるはめにもなりかねませんので、名称をあげる事は避けなくてはならないと考えておりますが、被災地おける救護に携わっている獣医師達のところにも、さまざまなクレームは届いております。 その一端が、7月28日付けの投稿でチッチさんがご紹介してくださっている石巻救護センターのサイトでの注意書きであり、私が紹介した日本小動物会の会報に掲載されている福島の獣医師の言葉です。 当然ながら、自費をもって被災地に入っている方々もおられるであろうことには異論はありません。ホームページやブログでの言葉だけでは、真実を見分ける事はできません。 その確認をどのように為されていますかという問いが、フジテレビの2頭の犬のことなのです。その2頭のことが出発点なのですから、その真偽の確認がどうでもよいということではないですよねという問いかけなのです。 災害がある都度、救護と称して寄付を募るということは、今回に限らず過去の時からあったことです。だからこそ、善意が活かされるように注意を呼びかけ続けております。 その事を「高みの見物」とか活動している者を十把一からげにしていると批判されるのは残念な事です。本来であれば、理解していただけないのは、言葉が足りないからと反省もするところなのですが、ことこの問題に関しては、逆に「悲惨さ」や「可哀想」を煽って、注意の呼びかけを否定する動きとも解釈することもできてしまうわけなのです。難しいところですね。 したがって、もう来ないという言い放しで終わるのではなく、ご自身の立ち位置があきらかになるような言葉を残していっていただきたいと思っているわけなのです。
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