災害と動物掲示板過去発言No.0700-201110-19
Re2:中間貯蔵施設 |
投稿日 2011年8月30日(火)10時21分 投稿者 プロキオン
>福島第一原発敷地内や周辺地域の瓦礫、また今後の除染作業で出てくる汚染物の中間貯蔵施設と理解しましたが、違うのでしょうか? 福島県外の汚染瓦礫の搬入の話も出ているんですか??? 当面の話としては、前者の方という理解でおります。福島県外のということになると、さすがに難しい話になってしまうのではないかと考えられますので。新聞も詳細な点は報道してくれませんので、具体的にどのような話がなされたのかは分かりません。と言いますか、伝える方の政治部の記者にそれだけの問題意識がないのかもしれません。 >追記:被災地の「動物病院の悲鳴」を紹介して頂けると有難いです。 私達に何が出来るでしょう?何をすればいいでしょう? 被災地の動物の診療については、緊急災害時動物救援本部から、獣医師会経由で補填されるという事になっておりますが、その内容として「実費請求にとどめて」ということになっています。 この実費請求というのが、ネックなのです。つまり、ペットホテルとして預かっても、治療しても、すべて動物病院の収益にはならないということになります。動物病院のほとんどは獣医師1人だけで運営している個人商店のようなものですから、そこに長期間に亘って無収入のボランティアを期待されても、負担が大きくなりすぎてしまっているということなのです。 また、入院用のケージを占有されてしまっているわけですから、本来の入院患者に支障が生じたり、「救援本部からのお金が行き渡らないかもしれないので、ペットホテルの方は遠慮してくれ」とか、請求しても補填されないかもしれないということもあります。 先生方も、このままではと不安を感じているということになります。 そんな中でも、「家を建てるまで」とか「半年間」とかいう預かりを希望される方も要望としては多いわけでして、被災当初なら外傷の治療依頼もあったのでしょうが、いつ迎えに来るのか判然としない預かりは、動物病院にとっては「まるまるの持ち出し」となりかねないだけに、精神的にも経済的にも負担がきついということになります。
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