災害と動物掲示板過去発言No.0700-201110-7
Re:警戒区域内、家畜処分進む |
投稿日 2011年8月4日(木)10時44分 投稿者 プロキオン
>薬剤は何を使っているのでしょう? 大型動物は致死処分方法も死体処理も簡単ではありませんね。 「意見交換」の掲示板の方に、宮崎の口蹄疫の際に使用されている薬剤が安楽死なのかという質問が書き込まれたことがあります。どのような薬剤を選択するかは、処分を実施する者が選択する権利があると私は考えておりますが、少なくとも牛や豚が対象であれば、それこそ対象の動物が暴れることなく瞬時に効果が発現する薬剤でないと施術者に危険が及びます。当然のことながら、動物を保定する者と注射する者との安全を優先しなくてはなりませんから、口蹄疫の際と同じ薬剤が選択されているのではないでしょうか? 「どのみち殺されることには、違いないのだから、当事者の動物にしてみれば、苦しむことなく一瞬で終わらせてもらえるのに越した事はない。ならば、鉞の一撃を頭部に落とすことだって安楽死である。」という主旨の発言をされた方もいらっしゃいます。これもまた真実の一面を表わしていると思います。私は個人的に「安楽死」なんてないと考えています。あるとすれば、寿命いっぱいに生きて飼い主さんに看取られて逝くことです。 人の手にかかって死んでいくのであれば、見ている者、立ち会った者の主観でしかないと思います。 話を戻しますと、おそらく2〜3秒で意識は消失し、悲鳴をあげることなく、死んでいくことになるはずではないでしょうか。 リンク先にある豚の悲鳴というのは、投薬時の悲鳴ではなく、一箇所に追い立てられて保定をされる時のもののはずです。 悲鳴を上げる間もなく死んでいってしまう事が良いのか悪いのかはさておき、傍らで目撃することができたのなら、「こんなに簡単に死んでいくのか」という感慨を感じられるかもしれません。でも、牛であれば頚静脈、豚であれば頚静脈か前静脈洞にきちんと投薬しないとなりませんし、意識をなくした家畜が倒れてくるのに巻き込まれますと、無事には済みません。やはり緊張をもって臨まなくてはならない作業ですし、体力も必要です。 # 放射線被ばくの影響を調査するための豚がすでに何頭か運び去られているというのも、なんというか…。内部被ばくをしているでしょうから、法律違反をしているでしょう。とても、放射線障害防止法に定められた輸送形態であったとは思えませんが、大学が研究に資するということですから、末路は同じでしょうね。 2つめのリンク先にあった牛を逃がしているとか、かってに注射しているとかは、あきれてしまいます。おそらく本人は、「自分は良い事をしている」と考えてのことだと思われますが、そのような人間が注射器や薬剤を所持している事が恐いことではないでしょうか?
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