忘れてはいけない日
投稿日 2012年1月17日(火)10時20分　投稿者 プロキオン

１７年前の１９９５年１月１７日に淡路島北部を震源とするマグニチュード７を超える地
震が発生しました。自然の猛威は人知を超えた災害をもたらし、６４３４人という死者が出る事となりました。
１月１７日という日付は、「防災の日・ボランティアの日」として認識されるようになり
ましたが、私も、毎年、１７年前のこの日に何が起きたかを忘れないように、この掲示板
に書き込みを続けてきました。日にちを忘れないためでなく、そこで、その日に生きてい
た人のことも忘れたくありません。
昨年、一昨年と焼死した母親の遺骨を鍋に入れて持ち歩いていた少女のことに触れまし
た。あいかわらず、少女のその後は分かりません。母親は、その少女が生き残ることを望
んだのですから、そして、少女も焼け跡から母親の遺骨を回収してきたくらいですから、
生きていてくれるはずと思います。
少女に遭遇した大人にしても、何も手を出してあげることができなかったことに心を傷め
ています。名乗り出ろというのも、酷なことであろうと思います。生きていてくれれば、
もう子供がいて、おかしくない年齢です。

震災の後、孤独死したとされる被災者の数が３６人との事。生き残った者達は、お互いに
声をかけあって、生きていかなくてはなりません。労わりと鎮魂の心が必要です、あの日
に起きたことを忘れてはならないと思います。