イヌ掲示板過去発言No.1100-202009-32
Re:老犬の元気が突然なくなってしまいました |
投稿日 2012年4月29日(日)04時54分 投稿者 パール
柴犬で13歳ならまだまだ元気な場合が多いですが、一般的に犬は10歳を越えたらいつなにがあってもおかしくないとも言えます。 特にちょうど今の時期のような季節の変わり目は老犬には楽な季節ではありません。寒さが抜けて人間には過ごしやすい春は気温の変化が激しく、それに対応するだけで高齢犬の身体は異変を起こしやすいです。 前日まで元気で食欲もあったのに、突然元気も食欲もなくすことはよくあります。 自宅でできるのは、なるべく温度変化を少なく(昼と夜の差を少なくする)、風や陽射しに当て続けない、冷たく硬いところに寝かせない、手近なところで排泄を済ませるよううながす、これまでの食餌にこだわらずに大好物をあげて食欲を取り戻させるなど。 居心地よくする、気分よくする、喜ぶことを用意する、です。 柴犬は、ある日を境に関節が痛み出し、立てない・歩けない・痛みで食欲をなくすが発現しやすいです。 痛み止め薬やビタミン剤などで早めの対処をすれば寝たきりになるのを防げることがありますから、病院にかかることをおすすめします。 知り合いの家の老柴が日に日に弱り、徘徊や夜鳴きなどの痴呆症状が始まりました。立ち上がるのが大変で歩くとよろけるようになりました。 家の人は「もう歳だからしかたない」と思っていましたが、病院にかかって関節の痛み止めや高栄養のフードを処方され、徘徊しても安全なように円形のサークルを用意したところ、食欲が復活して少しふっくらしてきて、排泄も規則正しくなり、ぐるぐるよく歩くので筋肉も維持し、歩き疲れてぐっすり眠るため夜鳴きが治まりました。 「歳だからしかたないって決めつけちゃいけないね。まだまだしてあげることあるね」とその家の人は言っています。
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