ネコ掲示板過去発言No.1200-202107-261
クーちゃんの思い出。 |
投稿日 2017年2月22日(水)21時22分 投稿者 ムクムク
今日は猫の日なので、猫の思い出を書きます。 我が家は二代黒猫が続いたのですが、初代クーちゃんの話です。 クーちゃんは、男やもめさんが病院に入院するから預かってくれとペットホテルで来ました。 思ったより、長引いているなと思っていると、飼い主さんの親戚の方が来て、飼い主は戻れんようになった。 猫は安楽死してくれと依頼されました。 困りました。 預かった猫であっても、ストレスがかからないように、またフレンドシップに扱うようにしていたのです。 でもクーちゃんは、決して私に心を許しませんでした。 猫によっては、大抵数日ですり寄ってくるのですが、クーちゃんはそんなことをしない子でした。 さて、安楽死の依頼をどうしたものか。 まずは、猫白血病と猫エイズの検査をしてみました。 両方とも陰性でした。 次にシャンプーをしていました。 クーちゃんは、必死になって耐えているようでしたが、ちゃんとシャンプーをさせました。 しかたがないな、飼うか。 結局、我が家で飼うことになりました。 クーちゃんは女の子でしたので奥さんには割と気を許す。 でも私には、恐怖を感じていたようで、私が近づくと逃げる、そんな子でした。 お風呂には私と一緒に入ったのですが、もう遠慮はありません。 大騒ぎで叫びました。(笑) 高いところが大好きで、信じられないような所に飛び上がる。 そんな子も、歳を取って大好きな高いところに上がれなくなりました。 私達はスロープを作ってあげ、上がれるようにしてあげたのですが、ただでさえ狭い我が家はスロープだらけ。 もう大変でした。 いよいよ弱ってきて、毎日点滴しました。 ふらふらになりながらも、点滴で生きていました。 最後は眠るようでした。 私の布団の中で、私の足の間で。 布団に入ってきたので。 彼女が死んでしまい、彼女を抱いて彼女が好んでいた場所を回りました。 そして箱に収めて、見送りました。 スロープは撤去しました。 あれほど邪魔に感じていたスロープが無くなって、猛烈にさみしさがおそってきました。 縁があってやってきたクーちゃんでしたが、すっかり我が家の一員になっていたんですね。 いつか私も向こうに行きます。 その時は待っていてくれると思っています。 また一緒に遊べる。 それを楽しみにしています。
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