猫の糖尿病は、二型の事が多いので食事管理で改善できる例も多いようです。
私が扱った猫は、残念ながらインスリン依存型（一型糖尿病）であったために
療法食では改善せず、ずっとインスリン注射をしてました。

フルクトサミンは、１ヶ月間の平均の血糖値ですので、今の結果が良好ではなくても、治療成果が出ていないとは受け取らなくてもいいと思います。
次の１ヶ月からが治療結果となりますね。
一般的に、フルクトサミンが400μmol/l以内であれば、極めて良好にコントロールできていると判断します。
病院に来るだけで血糖値が上がる犬がいましたので、フルクトサミンのみ測っていた症例もあります。
人での病院で血圧を測ると、高血圧の結果が出る、所謂「白衣シンドローム」みたいなものですね。

インスリンを打たなくていいのであれば、こんないい事はありません。
注射は、人にとっても、猫にとってもストレスとなるでしょうから。
そのためにも、食事管理は大切です。
療法食は、猫ちゃんは喜んで食べてくれますか？
それならば、問題はないでしょうけれど、喜んで食べなくなった時にどういう選択肢を
選ばばいいのか、主治医と相談しておくほうがいいかもしれませんね。

良い方向に行っていてよかったですね。