基本的に、かみ合わせの不具合はウサギさん自身が、前後左右にあごをずらして調節してしまうんですけれどね。だから食べ方をよく見ていると、なんとなく片側だけで食べているとか、先っちょだけで食べているとか、不自然さが分かるのですが。
ウグッとなって、手でこするような仕草は左右のどちらかではないですか？
食べたものが引っかかりやすくなっているのかもしれません。
もしも両手で全体をやるようなら、別のことも考えます。
（気になるのは、ＥＺ症です。）

先日のかたっぽがブロックされていた時は、処置後先生があごを左右に動かして、どちらにも均等に動くことを確認していました。
大体に臼歯（奥歯）が不具合を起こしている時は、門歯（前歯）のか噛み合わせのあたり具合もずれていますので、そのあたりの角度の調節もして、本来のものに戻す必要があります。
最初は違和感を感じて食べずらそうにしていることもありますが、大体が2・3日で解消されるはず。それでもだめな時は、調節が上手くいっていないか、他の原因を検討する必要があります。

足に関しては、努力する余地満載ですね。
完全に元には戻らずとも、かなり不自由しなくてすむようになると思います。
でもトイレなどの高さは低くしてあげてくださいね。どうしても足が引っかかりますから。普通のトイレではなく、四角いバットのようなものにしてあげるとか、トイレにスロープをつけてあげるとか。
股関節脱臼で片足が流れるウサギさんを知っていますが、それなりに元気にぴょんぴょんしていますよ。
気にするのは飼い主さんであって、ウサギさんはたくましいものです。
がんばるうさぎさんを「すごいすごい　いいこだねぇ」と、励ましてあげてくださいね。