ウサギ掲示板過去発言No.1500-201106-33
Re:複雑骨折。足を切断しなくてはならないのでしょうか |
投稿日 2011年6月6日(月)03時53分 投稿者 チーママ
お気持ちお察しします。 ウサギさんが足を引きずっているだけですと、ましてや切断が必要かどうかと心を痛めてしまいますね。 東京でウサギに詳しいとなると、田端の病院が真っ先に浮かびますが、骨折に関してどうなのか、他に詳しい病院はないのか、という点でリアルタイムの情報を持ち合わせていませんので、大変心苦しく思います。 ただ獣医療での技術力というのは、先生の経験によることが先立ちますので、今の病院では切断というのが一番確かな治療法ということでしょうし、またそうした診断が多いことかと思います。 左大腿骨の複雑骨折ということですので、それを修復手術できるか、ということがまず問題になります。通常ですと、粉砕骨折でもなければ修復する可能性があるかと思いますが、ここでウサギの骨の特性が非常に問題になります。 ウサギの骨は他の動物より脆弱で、なおかつ治りが非常に遅いのです。 まず骨が脆弱ですので、犬猫のようにプレートやピン・ボルトが使えない場合があります。骨自体が細いということと、使うことによって骨が割れてしまうこともあるのですね。 また通常なら1ヶ月もあれば再生が始まって骨がつくところが、ウサギの場合は2・3ヶ月、あるいはそれ以上かかるのです。 その間ギプスをはめた状態でいますので、動きが制限され、他の部分に負荷がかかって骨折、あるいは機能不全、あるいは患部の再骨折ということもありえます。 また皮膚も大変弱くて敏感なので、その点も問題になります。(だから実験動物に選ばれてしまったりもします。) そして大腿骨骨折となるとかなりの長時間の手術となりますので、きわめて厳重な麻酔管理が必要なうさぎさんとしては、そのリスクも高くなります。 一方、ウサギに限らず動物は四肢のどれか1つを失っても、人間が考えるほど不自由はしません。はじめは不自由そうにしますが、じきに慣れてしまうのがウサギさんだそうです。 また不自由なままにしておいて、変に脊椎に負荷がかかり、下半身の神経にダメージが起こるようになってもいけません。現時点において一番心配なのは、自立排尿です。 時間がたって神経に障り、自分で排尿ができなくなるのは、ウサギさんの予後の生活の質が下がってしまうことになりますので。 また、現状の状態によっては、このまま現状維持ということもあるかと思います。 ということで、早めの決断が必要かと思います。 病院探しの一助として、下記のサイトをご紹介しておきます。 ただしサイト情報の利用は、飼い主さんの責任となることだけご承知おきくださいね。 場合によっては、セカンドオピニオンとして東京以外の場所も視野に入れると、選択肢が広がると思いますよ。 大変気にかかりますので、差し支えなければ経過等も教えていただけるとうれしく思います。 ウサギさんの生活がより良いものとなりますよう、心から祈っております。 |
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