ウサギ掲示板過去発言No.1500-201106-55
Re2:人工保育 |
投稿日 2011年6月23日(木)22時20分 投稿者 チーママ
さて あれこれ調べてみました。 小動物用粉ミルク+乳酸菌 生牛乳 猫用ミルク等々、いろいろありました。 で、行き当たったのが「ゴートミルク」。そうそう、確か成分的にも消化的にも、これが一番無難と聞いたことがあります。検索で「ゴートミルク うさぎ」で探してみてください。 もっともそれが手に入るまでは時間がかかりますので、まずは小動物用粉ミルクで代用かと思います。小動物用粉ミルクなら大型ペットショップで手に入りますし、ウサギ専門店ならゴートミルクもあるかもしれません。 (今は改善されたかもしれませんが、小動物用粉ミルクは溶けが悪かったです。指定の水分の半分の水でよく振って溶かしてから、お湯を足して温度を上げる。あるいは湯煎する。はじめからお湯だと溶けずにダマになりました。) そして、はたと思いついたのは「うちも人工保育だった:笑」。 ただ生後すぐではありませんので、参考になるかどうか? 生後数日で保護され、その後10日ほどを牛乳で育てられ、我が家に来てからは小動物用粉ミルクです。いまならゴートミルクを選択するところですが、今から7年前にはそんなもの見当たりませんでしたから。 検索した中には「無添加の生牛乳が一番」というのもありましたが、普通の牛乳を与えていたせいか、我が家に来たときにはアトピー状態に手足・鼻先が白くがぴがぴにフケが重なっている状態で、もちろんハゲハゲです。いきなりミルクを変えるのは絶対にしてはいけないことですので、半々から徐々に粉ミルクだけにしていきました。(ブレンドもありだと思いますが) やはり牛乳のせいだったのでしょう。粉ミルクに変えてから、徐々にアレルギーは改善されていきました。 ミルクの温度は体温近めのちょっと暖かい人肌。体温が高い母ウサギの母乳が冷たいとは思いませんでしたから、わざわざ温度を測ったりはしませんでしたが、適温だとよく飲みましたので、飲み方で適温を探してください。くれぐれも火傷させないように。低目から様子を見て、飲みっぷりによっては温度を上げていく感じです。 本来のウサギのミルクはかなり栄養高めの濃厚なものですので、一日1・2回の授乳ですみますが、人工保育の場合はそうはいきませんので回数で稼ぎます。 さりとてミルクを濃くしすぎると、消化吸収がトラぶりますので、あくまでも粉ミルクの説明書どおりにしてください。小動物用粉ミルクの場合は、乳酸菌添加もよろしいと思います。 とはいえ、これが確かというものは、今のところないと思ってください。ウサギ専用のミルクをつくるのは商用として採算が合いませんので、なかなか製品にはなりません。もっともっとウサ飼いさんが増えれば、いつかはできるかもしれませんが。 そして、これは人工保育に限らず、子ウサギの食欲は温度管理も重要ということです。一人では体温を保つのが難しい月例ですから、低体温になりやすい。低体温になると体全体、特に消化器系の動きが悪くなりますので飲まなくなる。そして下痢かうっ滞。 1ヶ月未満の子ウサギのうっ滞は、命取りです。 我が家のウサギたち(シジミ7歳と、ユキ@4歳でお星様)は、いつも2匹一緒だったので、これも助かった要因かと思っています。 現在こゆき@3歳が生後1ヶ月で来た時にも、どうにも食いつきが悪かったので、加温(室温40度)したらとたんに食べだしたということがあります。それくらい、子ウサギの保温は大事だということです。 さて、ミルクの上げ方もいろいろあるようです。それくらい皆さん試行錯誤ということですね。シリンジ(注射筒:獣医さんのところで分けてもらいます)、スポイトが多いようですが、我が家は小動物用哺乳瓶。乳首の先をカッターで十字に切り込みをいれ、含ませるというより、口元に当ててミルクを押し出す感じで与えていました。もちろんウサギが飲むペースにあわせて押し出します。 また検索したのでは、ほとんどが上向き抱っこしたり、横向きにして与えていましたが、あれだとやはり誤飲性肺炎が怖い。 我が家は散々考えた末に、母親から飲む格好、つまり普通に伏せにした状態で与えていました。 毎日体重を量って、少しでも増えていればOKです。増えない時は、ミルクの見直しが必要で、減っているならすぐに病院へです。もちろん糞の状態も目安です。体重が増えていても、ゆるいならば病院へ。 いずれにしても、これなら先天的な問題がなければ大丈夫という方法は、まだ確立されていないと思います。結局「体が丈夫な子は、何をしても育つ」という感じかと。 ただ保温とミルクの温度だけは、きちんと考えてあげること。授乳回数は増やすことです。手間隙かかって大変ですが、人工保育で育った子は飼い主を親と思いますので、また格別の関係を築くことができる気がします。(シジミとこゆきの違いは、やはり年齢だけではない気がしています。) どうか小さな命がつながるように、がんばってあげてくださいね。 写真は、ユキの授乳シーンです。
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