ウサギ掲示板過去発言No.1500-201110-20
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投稿日 2011年10月14日(金)21時27分 投稿者 チーママ
ウサギさんのコミュニケーションは、鳴いたり尻尾を振ったりはできないので、スタンピング(後ろ足でダン!と踏み鳴らす)、手でバリバリかく、噛むということになります。もちろんうれしいな♪と足元をぐるぐる回ったり、楽しいなダンスをしたりもしますが。 噛むと言うのも、その噛み方で甘えている、嫌がっている、何かほしがっている、怒っていると様々です。それが分かってもらえないと、だんだん強くかむことで程度を表現します。 軽くチミっと噛んでくるのは、甘えや要求。どちらにしても飼い主さんに「ねぇねぇ」と言っているのです。こういう時は、必ず応えてあげてくださいね。いい子ねと言って、なでてあげるだけでも良いです。 もしも強くかむような時は、噛んでは駄目だと教えたいですね。 もちろんウサギさんは、駄目と言われれば「それはいけないこと」だと分かっています。ただそれを「叱る=怖い」と思わせてしまうと、あれこれとトラブルになってしまいます。 こういう時は、「ああ勘違い」がいいかな?と思っています。 本当はうさぎさんは抱かれるのが大嫌い。おとなしく抱かれているのは、飼い主さんに対する信頼感と自分より上位者だと認めているからです。(中には抱っこ大好きな子もいますが) なので、強く噛んだり怒ってきたりしたら「あら抱っこしてほしいの?」と、抱っこしてしまうのです。うさぎさんにしてみれば、そんなつもりはないのに「噛むと抱いて欲しいのだと思われる」とわざと勘違い。 抱っこしておとなしくなったらおろす。イヤーって言っても、すぐにおろしてはいけません。それをやると、いやと言えば、暴れればおろしてもらえると覚えます。 あくまでもお利口にしていたら、おろしてくれたと言う風にします。 それを続けると、「駄目な時は抱かれる、だから噛むのはやめよう」となりますし、飼い主さんを上位者だと覚えます。 飼い主はどんな時でもウサギの上位者であり、何かあった時にうさぎをコントロールできなくてはいけません。その為にも、時間をかけて繰り返し教えてあげてください。 大声でしかったり、ましてやたたいたりしては、性格のきつい子は反抗的になりますし、臆病な子はびくびくしてしまうようになります。 また名前を呼んで叱ると「名前=いやなこと」になってしまいます。 ほめたりかわいがったりする時は、必ず名前を呼んであげてください。 しからなくても、ちゃんとルール作りはできるものです。 それでも駄目と言う時もあります。そういう時は、優しい声で「悪いうさぎさんは誰かな?」なんてやっていましたね。 うさぎも年齢が行くと賢くなって、3・4歳にもなれば「シジミ〜」とか「それやっていいのかな〜」と声をかけるだけで、やめるようになります。噛むのも本当に手加減して、あくまでもコミュニケーションのひとつ程度になります。 大事なのは、噛むことでうさぎさんが何を伝えたいのかを考えること。それが許せるものなのか、許してはいけないことなのかを判断すること。 そしてあきらめないこと、根気良くです。 そうして毎日過ごすうちに、うさぎさんの事が良くわかるようになりますし、うさぎさんの言葉が分かるようになりますよ。
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