動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-140
少数派と多数派 |
投稿日 2015年2月16日(月)10時24分 投稿者 ムクムク
昨日紹介したブログの中に、以下のような趣旨の文言があった。 なにもしないくせに、発言だけする。 さて、この「何も」とはどのような行動だろう。 おそらく、文脈からすると保健所からの動物の引き出しを言っていると考えている。 では、日本の人口1億2万人のうち何人がこの行為をやっているのだろう。 半分? 三分の一? 一割? いや、もっともっと少ないと思う。 デジタルな数字として発表されているのは、殺処分数の年間17万頭であるが、もし何かをする人が17万人いたら、0になる可能性があるので、もっと少ない数であろう。 つまり、何かしている人は、日本の中では圧倒的に少数派。 その少数派が、多数派に向かって何もしていないと言っている。 私が子供の頃、お兄さんお姉さんが学生運動をしていた。 大学に勝手にバリケードを作ってこもり、こう叫んだ。 バリケードの向こうは敵だー!! もちろん、バリケードの向こうの圧倒的多数派の社会につぶされました。 少数派の皆さんが自分たちのやっていることは絶対的な正義だと信じるのは結構です。 でも、多数派の皆さんを馬鹿にしたり、危害を加えたりしたら、しっぺ返しを受ける。 少数派の皆さんがすることは、社会の理解を得るように努力することだと思う。 地道な努力ですが、これなしに社会は変わらない。 いきなり、行政の長に面会するのも結構でしょう。 でも普通の行政の長は、選挙で選ばれているので、多数派の代表。 この陳情を受ければ、県民の多数が助かるのか、喜ぶのか、結果自分の人気が上がり、自身の政治的安定につながるかを判断する。 少数派の絶対の正義なんて、受け入れられることはまずない。 今すぐの行動も大事かもしれないが、まずは、こつこつと自分たちの考えを社会に訴え広めていくこと。 今はネットもあるから難しくない。 一部の動物愛護の方の発言を読んでいると、社会に理解される活動という面がおろそかにされているように感じています。
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