獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-255

Re:引き取りお断り宣言
投稿日 2015年7月29日(水)09時55分 投稿者 ムクムク 

昨日、行政の犬猫お断り宣言について投稿したところ、多くのコメントといいねをいただきました。
いつも貴重な意見、ありがとうございます。
私は殺処分0について反対ではありません。
少しでも、処分される犬や猫が減ればいいと思っています。
しかし、人の殺処分(死刑)や人工妊娠中絶が0にならないのは理由があるから。
同じように、犬や猫の処分も理由があります。
私が行った処分で忘れられないのは、老齢で余命幾ばくも無いような犬だったのですが、お母さんの介護で職を失い、お母さんが亡くなり、年金もなくなり、生活保護になり、老齢犬の飼育費用出させない方の例。
私は、治療費については掛けにしておいてくれたらいいといったのですが、迷惑を掛けられないと言うことで処分になりました。
子犬の頃から治療を通じて関わっていた犬だったので、とても辛かったです。
他にも、誰にもなつかない犬で飼い主さんが脳腫瘍で余命宣告を受け、生前に死亡後の処分を頼まれた例や、お孫さんが犬アレルギーになり、医師から処分を命ぜられた例など経験しています。
保健所の殺処分は、飼い主の安易な飼育によるものもあるとは思いますが、人の殺処分や人工妊娠中絶のように人の悲しい理由もある。
犬猫の引き取りはしなくなりましたとポスターで公務員の方ににっこりされましても、私などはうーんとうなってしまう。
だったら、地元の獣医師会との話し合いの上、今後は動物病院で相談してくださいとするべきなのではないかな。
対処法を知らせなければ、放棄する人も出るのではないか。
ただ、それでは殺処分0とは公務員がやっていたことを民間に移管するだけとなりますが

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