40年くらい前に無着成恭さんの子ども電話相談室を聞いていると、興味深いやりとりがありました。
子ども：先生、人が死ななくなったどうなります。
先生：君はどう思う。
子ども：人がどんどん増えます。
先生：増えたらどうなると思う。
子ども：あふれて海に落ちる人が出ます。
先生：海に落ちたらどうなると思う。
子ども：死にます。
先生：そうだよ、人は死ぬんだよ。
殺処分０を唱える人が少なからずいます。
同じように殺処分０がかなったらとします。
犬が動物管理当局で増えます。
そしたらどうなる。
虐待状態になって、中には死にます。
そうだよ、増えたら死ぬんだよ。
私は、不幸な動物が少なくなればいいと願っています。
その為に譲渡情報のサイトを運営していますが、先月利用者が延べ１０万人を突破しました。
利用者が満足するウェブサイトを運営するのは、本業を持っているものとしては大変なのですが、ボランティアスタッフの方に助けられてやっています。
少しでも不幸な動物を減らす努力は大切だと思います。
でも、０は不可能です。
無理な目標を唱える人は、私にはうさんくさい人か、考えの足りない人に見えます。
目標は可能なもので無ければなりません。