動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-309
畜産と差別 |
投稿日 2015年12月9日(水)19時31分 投稿者 ムクムク
今日は畜産と差別というテーマで書かせていただきます。 日本は江戸時代、士農工商の下の身分がありました。 その人達は農耕馬の死体処理や磔の実行役などを担っていました。 その名残で、現在も畜産業や皮革従事者に対して差別は残っていると私は考えています。 私が、農業高校の畜産科へ進学しようとしたときの担任の反応はやめておけでした。 学力ではなく、雰囲気であったのは分かりました。 高校に進んでからも女子学生の少なさを先生が説明しました。 女子が畜産科に進もうとしても家族や親戚が反対する。 昭和40年代ですが、そんな状況でした。 そんな状況ですから、結婚などにも差別はあったと思います。 そのような時代を経験していると、現代の畜産への目に余る罵倒は、私は差別に映る。 人は食わないと生きていけない。 太古の昔、男が狩をして、余った動物を殺さずに村に残る女性が飼育したのが畜産の初めと言われています。 つまり、太古の昔から畜産はある。 いつの時代か、畜産は業となり、消費とは切り離された。 しかし、パックされている肉は、生きた牛や豚だったんですよ。 今も、動物を育て、殺し、精肉に加工し、家庭に届けている。 その人達にも家族がいる。 私は畜産動物に対しても感謝とかわいがる心が必要だと考えています。 実際、多くの畜産業に従事する人たちは、動物に接するのが好きな人が多い。 畜産動物に対してあまりの対応にたいして配慮を要求するのはいいと思いますが、畜産業に従事する人を鬼畜のように言うのはあってはならないと考えています。 社会にとって必要なことをやっていて、彼らがいなくては社会が成り立たない仕事をしているのです。 あまりの畜産業たたきは、私は差別と感じます。
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