動物看護師掲示板過去発言No.7000-201903-40
Re:動物看護師にとって大切なこと |
投稿日 2013年7月15日(月)10時37分 投稿者 けりーずはうす
動物看護師の授業科目を知りませんので、どういった科目が大切か、ということにはお答えしにくいですね。 私達が取り扱う動物は、いわゆる体に異常をきたしている状態です。 ですから、「正常」な状態を把握しておくことは、とても重要です。 元気な時の動き(食べ方や歩き方を含め)や食べる量はもちろんのこと 看護の面から言うと、体温、呼吸状態、排泄物の状態ですね。 それは、動物の子供から老齢に至るまでを把握しておかなければなりません。 そこで初めて異常、つまり病気の状態が発見できるということになります。 また、同じ動物種、年齢でも個々の癖というのもありますから それらにも対応しておかなくてはいけない、ということになります。 つまり、「観察眼」を養っていただきたい。 今、トリミングの授業もあるということですが、この時にはほとんどが元気な状況でお預かりしますね。 トリミングは、しかもその動物をしっかり触ることができます。 色々な年齢や種類の動物の筋肉や脂肪のつき方が分かります。 老齢の動物の歩き方の違いなど、得られる情報はたくさんあります。 検査機器の取り扱いは、2週間もあれば覚えられます。 けれど、日常の診療で大事なことは、入院中などの動物の状態の把握ですよね。 「昨日より元気がない」あるいは「今日は、足を痛そうにしている」そういった 看護師さん側からの観察により、病気が発見できることが多いのです。 だからといって、今受けている授業を疎かにしていいということではないですよ。 あくまでも、これらが出来ているという仮定でのお話ですからね。 そして、実際の臨床の場面で大切なことは「自分の大事な家族を預かってるという気持ちで」看護していただきたいですね。 なんだか、精神論でのお話になりましたが参考になったでしょうか。
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