指定管理者制度や市場化テストで公の施設が民間運営になることが多くなる。これは企業側としては税金を流してもらうので喜んでいるようです。しかし現場で働くことになる方は決して喜べる制度ではありません。全てに当てはまる訳ではありませんが、例えて言うならビルやマンションの管理会社を考えて下さい。会社は運営費・管理費として予算を受け取ります。人件費は最低限に抑えるため出来る限り最低人数の職員とパート・アルバイトでまわします、それに近いものになるはずです。実際に東京都が行なった指定管理者制度は１つの企業が安定した運営を行なえるものではなく、五年契約なら五年だけの運営（成績がよければ更新あり）というもので、その会社で採用されても数年後には飼育係を辞めさせられる可能性も大です。また今年から採用されている職員は契約社員で所得も少ないです。新卒の方で「働ければいい」という方には良いかもしれませんが、倍率も低くなくリスクも高いです。使い捨ての契約社員では将来設計もできないはずと思うのですが・・・。公務員試験でなくなりますが、狭き門には変わりなくプラスして不利益なことも増しているのではそれらを素直に喜べる方はいないと思います。