動物園・水族館掲示板過去発言No.8000-201012-35
ジェット羽 |
投稿日 2006年7月26日(水)10時11分 投稿者 プロキオン
なるほど、どういう形態か分かりました。 私の県庁時代というのは、ほとんどが家畜保健衛生所で病性鑑定といって、死んだ家畜 がどうような病気だったのかとか、病気の流行予測調査でした。 ガチョウは、そのような中で、日本脳炎の検査に用いられました。用いると言っても、 その赤血球なのですけどね。 日本脳炎ウイルスというのは、ガチョウの赤血球を凝集する性質をもっているので、こ の赤血球を凝集しないための抗体をどのくらい保有しているかで、どの程度の感染をし ているかを測定するという検査に必要だったわけです。 日本脳炎は豚も人間も共通して罹患するので、豚を調べることを介して、人間の流行予 測ができることになります。 ガー夫とチョウ子という2羽のガチョウを飼育していましたが、卵を産みすぎてチョウ 子が落鳥してしまいました。そこで、動物園に勤務していた後輩に頼み込んで、1羽メ スをまわしてもらうことにしたのですが、「よくわかんないけど、ちょうどこれしかい ないから」とやってきたガチョウが、なんとオスだったようです。 しかし、しかし、さらに、なんとで、オスだと思っていたガー夫が実はメスだったとい うことが判明し、2羽の間で産卵された卵は、孵卵機内で孵化してしまいました。 ガチョウが複数いると、敷地内の草がみんな食べられてしまいますね。ある人の家では 石垣まで崩されてしまったとぼやいていました。
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