アリスの恋           |  
  
1974年 アメリカ ロマンス
  
<監督>マーティン・スコセッシ 
<キャスト>エレン・バースティン ,   クリス・クリストファーソン  ,   ジョディ・フォスター ,   ハーヴェイ・カイテル ,   ローラ・ダーン    
 <賞>アカデミー主演女優賞(エレン・バースティン) 
  
<ストーリー> 
事故で夫を亡くしたアリス(エレン・バースティン)は、一人息子のトム(ビリー・グリーン・ブッシュ)を連れて、車で故郷のモンタレイに向かう。お金が底を突いたアリスは、途中の町で、歌手として働き、年下の男ベン(ハーヴェイ・カイテル)と意気投合するが、男には妻子がある事が分かった上、暴力を振るわれ、その町から逃げ出すのだった・・・。
  
<感想> 
ちょっと苦手なマーティン・スコセッシ監督作品なので、見るのをずいぶんためらっていた映画ですが、見て驚きました。こんな感じの映画も、撮るんですね〜。彼の女性映画って、珍しいかも〜。
  
ストーリーは、未亡人になった一人の女性の幸せ探しのロードムービーです。 
一人息子との貧乏旅行で、たくましく生きる女性をエレン・バースティンが、生き生きと演じていて、とても好感が持てました。彼女は、この映画で、アカデミー主演女優賞を獲得しています。
  
この話は、レオ(レオナルド・ディカプリオ)が、大抜擢された「ボーイズ・ライフ」と、同じような話で、見ながら重なりましたが、「ボーイズ・ライフ」は、子供(レオ)に視点を当てているのに対して、こちらは、お母さんのアリスの方に視点を向けています。
  
とても現実的な話で、すばらしい奇跡が起こるわけでもないけれど、女性のたくましさと、明るさ、何より、前向きに生きる力強さを感じられて、いいです。元気になれます!
  
暴力男に若いハーヴェイ・カイテル(やっぱりこんな役!(^^))。息子の友達に、男前で、スカートがちっとも似合わないジョディ・フォスターも出演していて、そんなところも楽しめました。(2006,05,05)
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