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ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館          |  
  
2012年 イギリス・カナダ・スウェーデン (THE WOMAN IN BLACK) 
ホラー・スリラー    
  
<監督>ジェームズ・ワトキンス 
<キャスト>ダニエル・ラドクリフ	,  	キアラン・ハインズ	
  
<ストーリー> 
若い弁護士アーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、妻に先立たれ一人息子と二人暮らしだが、生活は苦しい。そんな彼が新たに請け負った仕事は、田舎町で亡くなった、一人暮らしの女性の、遺言書を探すことだった。アーサーは、ひとり、目的の館に向かうが・・・。
  
<感想> 
「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ主演の、イギリスのゴシックホラーです。 
ダニエルというと、どうしても、ハリーのイメージですが・・・って言うか、それ以外の彼をよく知らない・・・この映画では、20代後半から30代?、しかも弁護士、しかも子持ち!!と、ハリーのイメージを見事に払拭した役どころで、頑張っています。
  
原作は、英国の女流作家スーザン・ヒルのベストセラー「黒衣の女 ある亡霊の物語」。
  
怖かったっす!(^_^;。
  
なにしろ、舞台設定が、もう、それだけで怖いのです。 
フランスのモン・サン・ミッシェルのように、潮の干潮によって、道が消えてしまうような所に立つ古びた館。 
その上、その場所は、霧だとか、沼だとかに囲まれていて、ホラー話には、申し分のないロケーションなのでした。 
しかもその館は、曰(いわ)く付きで、村の人々は、近づこうとせず、また、近づこうとする人間をも扉を閉ざして、拒絶するのです。 
そんな不気味な館に、電気もまだない時代!(^_^;に、一人で、遺言書を探す仕事だなんて、ゾッとしますねーーー(T_T)。
  
超常現象が頻繁に起こり、その謎をハリー・・・じゃなくて、アーサーが、解明してゆくことになります。 
登場人物は、数人なので、アーサーが一人で亡霊と対峙する場面が多く、暗くて静かで、動きの少ない、じとっとした作品で、ハリウッド版のホラー映画とは、ひと味違うように感じました。
  
それにしても、あんなに恐ろしい館に、一人で住んでいたアリスっていう女性は、相当根性の座った人だと、思われます・・・(^_^;。
  
主演のダニエル・ラドクリフは、落ち着いた役をそつなくこなし、なかなかの好演でした(^▽^)。(2014,08,15)
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