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インビクタス 負けざる者たち            |  
  
2009年 アメリカ 伝記・歴史・スポーツ    
  
<監督>クリント・イーストウッド 
<キャスト>モーガン・フリーマン ,   マット・デイモン 
  
<ストーリー> 
1990年、南アフリカで、27年間投獄されていた、ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が釈放される。そして4年後、彼は、南アフリカの大統領に就任した。しかし、南アフリカは、アパルトヘイトが撤廃されたばかりで、混乱状態だった。そんなとき、ラグビーのワールドカップが南アフリカで、開催されることになり、マンデラは、代表チームの主将フランソワ・ピナール(マット・デイモン)を官邸に招く・・・。
  
<感想> 
すばらしい映画でした。 
やっぱり、クリント・イーストウッドの作品は、外さないですね。
  
ネルソン・マンデラ氏のことは、南アフリカの大統領として知っているつもりでしたが、こういう劇的なことがその就任後にあったとは、全く知りませんでした。 
これは、本当に、マンデラ氏の願いを、神が叶えてくれたとしか思えませんねぇ。
  
27年間の投獄生活・・・。 
いったいどんなものだったのでしょう。 
想像を絶します。 
そんな体験をした彼が、”赦し”をまず語るところが、すばらしい。 
ただでも、人を許すことは、難しいというのに・・・。
  
人種間で、絶対的な対立があった国です。 
その苦しさを一番分かっているであろう彼が、率先して、その対立をなくそうとするのですから、彼の人間としての大きさが分かります。
  
やはり指導者とは、こうあらねばならないですね。 
そして、奇跡が起こったりするのです。
  
ワールドカップ開催。 
この時期に、このような催し物がこの国で行われたこと自体が、もう奇跡的。 
そして、これに着目した彼は、やはり、普通の政治家ではないですね〜。 
こんな大変なときにラグビーなんて・・・。秘書が、嘆くのも分かりますもの。
  
でも、スポーツで、国が一つに盛り上がる事も事実です。 
日本でも一緒でしたよね。 
普段、サッカーなんか見ない私でも、ワールドカップとなると、跳んだりはねたりしながら、一喜一憂ですからね〜〜笑。
  
後半は、ラグビー一色です。 
ラグビーのルールをほとんど知らない私でも、だんだん熱中してしまう、熱い熱い試合です。 
最後の方は、涙まで出てしまいました。
  
主演のモーガン・フリーマン。すばらしいです。 
自動車事故があったりして、心配していましたが、完全復活。やっぱり、彼は、すごいですね〜。
  
そして、ラグビーチームの主将役は、マット・デイモン。 
彼も、すばらしい。 
ラストの方の彼は、本当に、神懸かり的でした。
  
二人とも、アカデミー賞にノミネートされました。 
それもうなずける演技です。 
授賞式が楽しみ!!
  
とっても感動しました。 
まだ2月ですが、今年見た映画の中では、今のところ一番です(笑)。(2010,02,05)
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