ヴェルサイユの宮廷庭師          |  
  
2014年 イギリス (A LITTLE CHAOS) 
ロマンス    
  
<監督>アラン・リックマン 
<キャスト>
ケイト・ウィンスレット	,  マティアス・スーナールツ	,  アラン・リックマン	,  スタンリー・トゥッチ	,  ジェニファー・イーリー 
  
<ストーリー> 
女性造園家サビーヌ・ド・バラ(ケイト・ウィンスレット)は、ヴェルサイユ宮殿の庭園造りに参加しようと、庭園責任者のル・ノートル(マティアス・スーナールツ)の元へ面接に出かけるのだが・・・。
  
<感想> 
ヴェルサイユ宮殿の庭園の中にある”舞踏の間”を作り上げたのが、女性造園家だったら・・・?という話です。こんな時代に、女性造園家がいたかどうかは大いに疑問ですが、もしいたとしたら、こんな物語があったかも?
  
ヴェルサイユ宮殿については、詳細を知らない事に気がついたので、ネットで調べてみました。 
すると、やはり想像を遙かに超えた大きさと美しさ! 
こんなものを作ったルイ14世の権勢たるやすさまじいです。
  
その中でも、異彩を放つのは、この映画の中心となる”舞踏の間”。 
整然とした庭園の中で、この部分は、野趣溢れる空間となっています。 
そんな、ちょっとした無秩序の感性が女性だったかもと想像すると、確かに楽しいかもしれません。
  
ただ、フィクションなので、何でもありだなぁと思ってしまうところが、ちょっと残念。 
ノートルとのロマンスも、話の盛り上がりのためにとってつけたような感じで、違和感がありました。
  
主演は、ケイト・ウィンスレット。 
美しさと華やかさを兼ね備えていながら、たくましさも感じる彼女は、この役にぴったりでした。 
監督は、2016年1月に亡くなった名優アラン・リックマン。 
この映画では、楽しそうにルイ14世を演じています。(2017,03,20)
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