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王子と踊り子          |  
  
1957年 アメリカ(THE PRINCE AND THE SHOWGIRL) 
コメディー・ロマンス
  
<監督>ローレンス・オリヴィエ 
<キャスト>ローレンス・オリヴィエ  ,   マリリン・モンロー  
  
<ストーリー> 
ジョージ五世戴冠式のため、ロンドンを訪れたカルパチア国のチャールズ大公(ローレンス・オリヴィエ)は、舞台を鑑賞した後、気に入った踊り子エルシー(マリリン・モンロー)を宿泊先の大使館に呼ぶ。二人きりの晩餐で、雰囲気を高める大公だが、エルシーは、ウォッカを飲み過ぎて、酔いつぶれてしまう・・・。
  
<感想> 
ローレンス・オリヴィエと、マリリン・モンローの共演の、天真爛漫な踊り子と、謹厳な大公が織りなすラブロマンスです。
  
マリリンの踊り子役は、もちろんはまり役。 
いつもながら可愛くて、セクシー。 
それに対して、ローレンス・オリヴィエは、立派な体格と、怖い顔をしつつも、結構、笑わせてくれる、楽しい映画でした。 
それに、息子との関係や、政治情勢も絡んできます。
  
映画の中には、イギリスのジョージ五世の戴冠式の様子も、映し出されていて、荘厳。これは、本物の映像なのかしら??その辺りも見所かな。 
ジョージ五世というと、「ヴィクトリア女王 世紀の愛」を見たときに、系譜をお勉強したのですが、現女王、エリザベス二世のおじいさん、にあたる方でしょうかね。
  
実は恥ずかしながら、見始めた時点では、マリリンの映画だとは知らず、「王様と私」みたいな?とか思っていて、 
主演の女性が、マリリンに似てるなぁ〜〜と、ずっと思いながら見ていたのでした。 
でも、マリリンだと分かってからでも、何となく、いつものマリリンより、キャラクターが薄いような気がしてしまいました。 
それは、ローレンス・オリヴィエのキャラも濃いので、相対的に、そう見えただけかしら。
  
年代的には、先日見た、「七年目の浮気」と、私の大好きな「お熱いのがお好き」に挟まれた作品で、 
女優マリリンの円熟期でしょうか。 
プライベートでは、ボロボロになっている時期のようですが・・・(T_T)。 
この作品は、元は舞台劇で、マリリン・モンロー本人がが映画化権を購入したというから、彼女の意欲作ですね。 
ちなみに、舞台は、ローレンス・オリヴィエと、ヴィヴィアン・リーが主演したそうです。
  
また、題名の”王子”は、原題でも”PRINCE”ですが、映画では、ローレンス・オリヴィエ演じる大公のことを指しているそうです。 
なんで”王子”??!って、思いますもんね〜〜(^^;。
  
ちょっと残念だったのは、マリリンの衣装が冒頭を除いて、ずっと同じだったこと。 
白いドレスで、素敵だし、それに勲章!だとか、ケープ?!だとかを付け加えていく面白さはありましたが、やっぱり、彼女には、いろんな衣装を着てほしかったなぁ。(2011,01,15)
 
 
 
 
  
      ヴィクトリア女王(1837-1901) 
         ↓(次男) 
      エドワード七世(1901-1910) 
         ↓(次男) 
      ジョージ五世(1910-1936) 
         ↓(長男) 
      エドワード八世(1936年1月20日-1936年12月11日) 
         ↓(弟) 
      ジョージ六世(1936-1952) 
         ↓(第1子) 
      エリザベス二世(1952-)
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