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偽りの隣人 ある諜報員の告白            |  
  
2020年 韓国 (BEST FRIEND) 
サスペンス    
  
<監督>イ・ファンギョン 
<キャスト>チョン・ウ,  オ・ダルス,  キム・ヒウォン 
  
<ストーリー> 
1985年、軍事政権下の韓国で、野党の次期大統領候補イ・ウィシク(オ・ダルス)が、国家安全政策部によって自宅軟禁させられ、その上、彼の動向をチェックするために、隣家には盗聴本部が設営された・・・。
  
<感想> 
「フィクションである」との文章が最初に出てきましたが、映画としては、強く金大中事件を意識したような話でした。 
拉致された大統領候補イ・ウィシクがソウルの自宅に監禁中、彼の動向を探るために、隣の家でイの家を盗聴する諜報員3人。 
ちょっと難しそうな話なのかなと思っていると、この3人の諜報員たちが笑わせること!! 
諜報活動って、いたって真面目な仕事なのに、視点を外すと、ホント笑えることが多い! 
結局涙を流して大笑いしてしまうようなシーンが中盤にありました。 
しかし、終盤では、とてもシリアスに。 
こちらのシーンでは、違う涙を流しながら見ることになりました。
  
主演のチョン・ウは、緩急を付けた演技がよかったです。 
そして、監禁された次期大統領候補役のオ・ダルスが本当に素晴らしい演技でした。 
はじめ、彼に対して軽い三枚目的なイメージを持っていたので、この役には、似合わないかもと懸念したのですが、とんでもなかったです。 
笑わせる方は諜報員の方に任せ、彼自身は、人間的な厚みも感じさせる素晴らしい演技でした。(2022,12,26)
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