クローズド・ノート         |  
  
2007年 日本 ロマンス     
  
<監督>行定勲 
<原作>雫井脩介 
<キャスト>沢尻エリカ ,   伊勢谷友介 ,   竹内結子 ,   永作博美 ,   サエコ ,   中村嘉葎雄 ,   粟田麗 ,   石橋蓮司 
  
<ストーリー> 
教師志望の女子大生、香恵(沢尻エリカ)は、アパートで一人暮らしを始めるが、鏡の裏に、前に住んでいた住人のノートが置き忘れてあることに気がつく。何気なく、そのノートを読み始めた香恵は、ノートの持ち主が、小学校の教師だったことを知り、ついつい夢中になって読んでしまうのだが・・・。
  
<感想> 
原作は、私お気に入りの雫井脩介さんの同名小説です。 
だから当時、気になって、映画館で見るつもりだったのですが、例の”沢尻エリカ「(見所は)特にないです」騒動”で、見る気をなくして、今日に至りました(^^;。
  
見た感想は、まあ、主演女優にそう言われるだけあって、そんなものかもねぇという感じだったかも?!(^^;。
  
原作も、雫井さんにしては、ゆるい感じで、私は、ストーリーよりも、万年筆の蘊蓄のところが一番面白かったりだったのです・・・(^^;。
  
映画の方も、最初からほとんどネタバレ状態(これは、原作でもそうだったけど)で、驚きが無く、少々だぶついた印象。 
でも、映像は、現代の話なのに、昔懐かしいような風景と相まって、ちょっとしたファンタジーのような、ふんわりとした感じに仕上がっていて、雰囲気は良かったです。
  
ただ、やはり、紙飛行機とか、プライバシーとか、日記の行方とか、ツッコミ所も多くて、気になってしまいました。
  
でも、良かった点もあります。 
それは、伊吹先生。 
竹内結子が演じた彼女のキャラクターだけは、とても印象的で、すてきな先生and女性像で描かれていました。 
彼女の笑顔や、子供達に接する態度は、押しつけがましくなくて、とても好感持てました。 
こういう役は、彼女は、本当に、うまいですね〜。 
彼女のこの好演があったのに、映画全体としては、イマイチで、もったいなかったです。
  
それに、ラストの伊勢谷友介の泣きのシーンは、長回し過ぎのような気が・・・(^^;。(2010,02,13)
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