クリスマス・ストーリー          |  
  
2008年 フランス (UN CONTE DE NOEL) 
コメディー   
  
<監督>アルノー・デプレシャン 
<キャスト>カトリーヌ・ドヌーヴ	,  	ジャン=ポール・ルシヨン	,  	アンヌ・コンシニ	,  	マチュー・アマルリック	,  	メルヴィル・プポー	,  	エマニュエル・ドゥヴォス	,  	キアラ・マストロヤンニ	
  
<ストーリー> 
ある日、妻のジュノン(カトリーヌ・ドヌーヴ)が倒れ、診察の結果、血液の病気と診断される。治療には、同じ型の骨髄が必要なため、クリスマスに、離れて暮らす子ども達が招集される・・・。
  
<感想> 
絶縁状態になっていた家族が、母親の病気のために、再会するクリスマスファミリーストーリーです。 
フランス映画なので、ハリウッド製のハッピーで楽しいばかりのクリスマス映画とは、ひと味もふた味も違っていました。
  
まず、家族の成り立ちから物語が始まります。 
白血病で、幼くして亡くなった長男。 
彼の存在が、この家族に及ぼした影響が、あるのかないのか、それは、はっきり描かれていませんが、この部分が冒頭にあるということは、やはり、家族としての根底に大きな影響を与えたということなのでしょう。
  
そして、大人になった子どもたちの深い確執。 
仲の悪い姉弟は、多かれ少なかれあるとは思いますが、ここまでひどい家族関係って、知りません(^_^;。 
どんだけひどい性格なんだ次男はと、戸惑います。 
一方の長女も、ずいぶんエキセントリックなのですが・・・。
  
そして、その5年後、家族は再び集合するのです。
  
そこで起こる様々な出来事やトラブルを描いた映画です。
  
母親役は、カトリーヌ・ドヌーブ。 
いかにも”カトリーヌ・ドヌーブ”な、彼女の存在感は、さすがです。 
こういう彼女を、きっと、監督も、観客も望んでいるんでしょうね。 
ドヌーブ以外のキャストも豪華でした。
  
それにしても、フランス人の感覚って、日本人の私には、理解できない事が多いです。この家族だけの問題かもしれないけど・・・(^_^;。
  
題名は「クリスマス・ストーリー」ですが、クリスマス映画とうよりも、家族が再会したのが、たまたまクリスマスだった・・・というような感じの映画でした。
(2015,12,19)
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