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恋する神父          |  
  
2004年 韓国 コメディー・ロマンス    
  
<監督> ホ・インム   
<キャスト>クォン・サンウ  ,   ハ・ジウォン  ,  キム・イングォン 
  
<ストーリー> 
真面目な神学生ギュシク(クォン・サンウ)は、親友ソンダル(キム・イングォン)の巻き添えで、田舎の教会で精神修行をすることになってしまう。そんなある日、ギュシクは、教会で、酔っぱらいの女性、ボンヒ(ハ・ジウォン)と出会う。その後、アメリカ帰りで奔放な性格の彼女に、ギュシクは、振り回されてしまうのだが・・・。
  
<感想> 
日本でも大人気のクォン・サンウ主演作です。私は、クォン・サンウ初体験でした〜〜(^^)。 
この映画が上映中、予告編も面白かったし、題材も良さそうだったので、見ようかどうしようかと、チラッと迷いましたが、映画館の周りに渦巻くおばさんパワーに圧倒されて、とうとう見逃してしまったのでした。
  
韓国というと、儒教。というイメージだったのですが、実際には、儒教を宗教として信じている人は、1%以下ということなんですね〜。 
ただ、何らかの宗教を信じている人は、韓国人の約半数。その半分は、仏教で、残りが、キリスト教だそうです。そして、プロテスタントが、この映画で取り上げられているカトリック教徒の3倍なのだそうです。
  
私は、相変わらず、無宗教なので、神父という存在自体がもの珍しいのですが、この映画を作るに当たって、監督は、細かくリサーチしたそうです。 
ということは、クォン・サンウたちが、外を走るとき、神父服をドレスのように持ち上げて走る姿、あれも、普段、彼らがしていることなんでしょうね〜(^^)。 
そういう、普段、見られないような神学生達の行動を見られて、とても、興味深かったです。
  
でも、映画としては、なんだか、物足りなかったです。恋をしてはならない神父が、恋に落ちてしまったときの、ときめきや、苦しさが、もひとつ感じられませんでした。もっと、映画を盛り上げることも出来る題材だと思うのに、残念。 
だから、ラストには、結構、驚いてしまいました。ちょっと伏線も、ありましたが・・・(^^)。
  
神父の恋の苦しさを描いた映画としては、なんといっても「僕たちのアナ・バナナ」が名作だと思います。あれは、なかなか切ない話でした。こちらもお薦めです(^^)。(2006,08,16)
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