幸福なラザロ          |  
  
2018年 イタリア (HAPPY AS LAZZARO) 
ファンタジー      
  
<監督>アリーチェ・ロルヴァケル  
<キャスト>アドリアーノ・タルディオーロ,  アニェーゼ・グラツィアーニ ,  セルジ・ロペス,  ニコレッタ・ブラスキ
  
<ストーリー> 
イタリアの小さな貧しい村で暮らすラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)は、村人の用事を黙々とこなす真面目な青年。ある日、領主の息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)が、彼の前に現れる・・・。
  
<感想> 
カンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得した作品です。 
ああ、なるほどカンヌなのね・・・(^_^;。
  
イタリアで、実際にあった詐欺事件を元に作られた作品だそうです。
  
中世の話?と一瞬思いましたが、携帯電話を使っているので、そんなことはありません。 
ただ、電球を使い回ししたりするほどの極貧生活の中、ラザロは、真面目に、誠実に、疑うことなく人々のために働きます。 
ある事件後、また、時代が変わります。おそらく20年後ぐらい?!
  
青年の名前の”ラザロ”は、キリスト教に出てくる聖人の名前です。 
キリストによって、病気で死んだラザロは、復活するのです。
  
そのことを念頭に置くと、少しは、わかりやすくなるような気がします。 
そしてラストは、疑うことを知らないラザロは、疑うことしか知らない人々によって、また去って行く・・・のですかね?? 
結局よく分かりませんでしたが、ラザロ君の澄んだ瞳は、しばらく印象に残りそうです。(2020,10,25)
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