ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男           |  
  
2006年 アメリカ (THE HOAX) 
コメディー    
  
<監督>ラッセ・ハルストレム 
<キャスト>リチャード・ギア,  アルフレッド・モリナ,  マーシャ・ゲイ・ハーデン,  ホープ・デイヴィス,  ジュリー・デルピー,  スタンリー・トゥッチ
  
<ストーリー> 
1971年、ニューヨーク。本の出版を、出版社からドタキャンされた作家クリフォード・アーヴィング(リチャード・ギア)は、その窮地を乗り切るために、謎の多い大富豪ハワード・ヒューズの自伝を捏造することを思いつくが・・・。
  
<感想> 
テンポのいい作品で、楽しく見ることができました。 
しかも、実話を元にした作品です。 
こんな事があったなんて、なんだかすごいですね、アメリカ。 
それに、生きている内から、伝説と化したハワード・ヒューズも、すごい。 
ハワード・ヒューズのことなんて、あんまり知らん!という方は、是非、レオナルド・ディカプリオが主演した「アビエイター」をご覧ください。 
本当に、彼って、すごいんですから(^^)。
  
さて、この作品は、隠遁して、世間に姿を見せなくなったハワード・ヒューズの、嘘の自伝を書こうとしたある作家の物語です。 
隠遁しているとはいえ、まだ生存中の人物の自伝を、勝手にねつ造するなんて! 
なんて、バカバカしくて、あり得ない話でしょう。 
それを出版社が信じてしまったことも驚きです。
  
この映画を見る限り、張本人のアーヴィング自身、そんなにきちんとした計画や、勝算があったわけではなさそうで、 
どちらかというと、もう、行き当たりばったりの口先三寸男。 
それでも、一応、いろんなリサーチをするわけで、 
色々な場所のセキュリティーの甘さが、この頃の、のどかさ?!を物語っています(^^)。
  
これを見ていて、思い出したのは、マット・デイモン主演の「インフォーマント!」。 
あれも、大嘘つきの話でしたが、でも、あれは、天才的な嘘つきで、騙されるのも無理ないかなと思うぼどでした。 
でも、こちらの話は、スクープネタを取りたいがために、出版社の方が、浮き足立ってしまった感じがしますねぇ。
  
しかも、こんな事をしでかした割に、アーヴィングたちは、思いのほか軽い罪にしかならなかったのも、驚きでした。 
果ては、大統領の問題にまで発展してしまって、大事(おおごと)なんですよね〜(^^)。
  
すっかりおじさんになったリチャード・ギアが、とぼけた、いい味を出して、好演しています。 
相棒のアルフレッド・モリナも、傑作だった(^^)。
  
全体にコミカルにできあがっているので、鑑賞後も、あぁ、面白かった!と、思える映画でした。(2012,05,04)
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