新聞記者           |  
  
2019年 日本  
サスペンス      
  
<監督>藤井道人 
<キャスト>シム・ウンギョン,  松坂桃李,  本田翼,  西田尚美,  高橋和也
  
<ストーリー> 
新聞記者で帰国子女の吉岡エリカ(シム・ウンギョン)は、大学新設計画についての裏情報を入手して、調査を進めるが、調査対象の神崎(	高橋和也)が自殺したことで、ますます疑惑を深め、内閣情報調査室の杉原(松坂桃李)と接触する・・・。
  
<感想> 
第43回日本アカデミー賞受賞作です。 
現役新聞記者の望月衣塑子のベストセラーを原案にしているということで、非常に生々しいです。
  
実際の事件の諸々を彷彿とさせる内容で、よくこの作品を映画化したと思うし、さらに日本アカデミー賞まで獲得するなんて、すごいなぁと思いました。
  
社会派作品で、私の苦手分野ですが、虚実ないまぜ感があって、退屈することなく、面白く見ることが出来ました。 
それにしても、内閣情報調査室の禍々(まがまが)しさは、どうでしょう。 
実際こんな感じなのだとしたら、恐ろしいです(^_^;。ドラマ上の脚色だと信じたい。
  
主演は、韓国女優シム・ウンギョン。彼女の作品は5本ほど見ていますが、どれも演技力は確かです。本作では、日本アカデミー賞最優秀女優賞も受賞しました。 
でも、やっぱり思ってしまいます。何故日本人女優ではいけなかったのでしょう。日本人では、力不足なのでしょうか。そこがほんの少し残念でした。 
一方、松坂桃李も、誠実だが苦悩に満ちた若手エリートを好演していました。(2020,11,30)
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