推理作家ポー 最期の5日間          |  
  
2012年 アメリカ (THE RAVEN) 
ミステリー・スリラー    
  
<監督>ジェームズ・マクティーグ 
<キャスト>ジョン・キューザック,  ルーク・エヴァンス,  ブレンダン・グリーソン,  ケヴィン・マクナリー,  マイケル・シャノン
  
<ストーリー> 
1849年。アメリカ、ボルティモアで、母と娘が殺される事件が発生した。フィールズ刑事(ルーク・エヴァンス)は、それがエドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の推理小説「モルグ街の殺人」に酷似していることに気づき、ポーに、捜査の協力を求めるが・・・。
  
<感想> 
「モルグ街の殺人」などで有名な作家、エドガー・アラン・ポーは、40歳の若さで、謎の死を遂げたそうで、この作品は、ポーの最期の5日間を、史実とフィクションを融合した、大胆な発想で描いた作品です。
  
何となく、気軽に見に行ってしまったのですが、もっとポーのことを勉強していった方が、面白く見ることができる作品だったようです。 
確かに、「モルグ街の殺人」は、知ってはいましたが、それも、子どもの頃に読んだきり・・。 
小説を再読し、他の作品なんかも頭に入れ、ポーの生涯を確認してから、見た方が、ずっと面白かったことでしょう。 
要するに、映画自体が、素人?!には、説明不足って事かしらねぇ(^^;。
  
「シャーロック・ホームズ」のような、痛快アクションだと思って見に行くと、これまた、ちょっと違いました。 
センセーショナルな猟奇殺人事件を、刑事とポーが解明しようと奔走しますが、映像的に特に凝っているということもありませんでしたが、 
この猟奇殺人が、おぞましくも印象的で、肩に力が入り、思わず目をつむってしまいました。
  
それにしても、誰でも知っている有名作家ポーが、当時、あんな極貧生活を送っていて、 
しかも、世間での評判もイマイチ悪かったなんて、意外でした。 
彼のように、死後、名声が上がる有名人って、意外と多いですね〜。
  
実際に、どういうことが起こって、ポーが亡くなったかは、今でも解明されていないようなので、 
この映画のように、色々な想像が膨らみます。 
実際に、こんな事が起こったのかもしれませんしね(^^)。
  
おそらく映画の中には、ポーの小説の要素が、ちりばめられていたのではと思うので、 
映画を、より楽しみたい方は、ポーの作品、少し読んで行かれた方がいいかと思います。(2012,10,14)
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